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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2011年8月の月間キーワードランキング

1

文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ
2

八月や六日九日十五日
3

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
4

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
5

やつぱり一人がよろしい雑草
6

春風や闘志いだきて丘に立つ
7

とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな
8

青蛙おのれもペンキぬりたてか
9

鰯雲人に告ぐべきことならず
10

芋の露連山影を正しうす
11

万緑の中や吾子の歯生え初むる
12

赤い椿白い椿と落ちにけり
13

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
14

やつぱり一人はさみしい枯草
15

啞*蝉の黙のかさなる蝉時雨
16

ちるさくら海あをければ海へちる
17

父はやく死にしあと母風の盆
18

降る雪や明治は遠くなりにけり
19

重ね着の中に女のはだかあり
20

をりとりてはらりとおもきすすきかな
21

きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり
22

芋虫やコインロッカーが聳える
23

そのときはねずみ花火でお知らせする
24

人体冷えて東北白い花盛り
25

匙なめて童たのしも夏氷
26

流れ行く大根の葉の早さかな
27

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
28

夏嵐机上の白紙飛び尽す
29

山越える山のかたちの夏帽子
30

芋虫を怒らせてゐる中学生
31

ものの種にぎればいのちひしめける
32

石臼の今は踏み石処暑の風
33

寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃
34

黒ずみし格子に映ゆる濃紫陽花
35

お尻から腐つて来たる瓜の馬
36

この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉
37

芋虫のまはり明るく進みをり
38

叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉
39

主婦です赤信号も渡らねば
40

カンナ咲く遥かな海を照らしつつ
41

団塊の世代のひとり夏痩せて
42

喪失か出発グランドゼロの夏
43

肩に来て人懐かしや赤蜻蛉
44

外にも出よ触るるばかりに春の月
45

渋滞を追い越して行く初詣
46

終戦忌ヨードチンキの瓶涸れて
47

蝉が鳴く熱中症の秋葉原
48

冬蜂の死にどころなく歩きけり
49

大寒の一戸もかくれなき故郷
50

六月を奇麗な風の吹くことよ


2024年4月26日 17時31分更新(随時更新中)
 

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