現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年5月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
3 | 緑陰に三人の老婆わらへりき |
4 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
5 | 老い母の膕見える夏の家 |
6 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
7 | 秋風や水に落ちたる空のいろ |
8 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
9 | ゲーテ座の熱きコーヒー春の雪 |
10 | 凡そ天下に去来程の小さき墓に参りけり |
11 | 船焼き捨てし/船長は//泳ぐかな |
12 | 海に出て木枯帰るところなし |
13 | 綿虫はほとけの匂ひ好きな虫 |
14 | 切羽詰まって秋風の中にいる |
15 | 方丈の大庇より春の蝶 |
16 | 家々や菜の花いろの燈をともし |
17 | 千段の瀧のしぶきの逆落し |
18 | 紫は水に映らず花菖蒲 |
19 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
20 | 木の卓にレモンまろべりほととぎす |
21 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
22 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
23 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
24 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
25 | きさらぎの父なる山の高さかな |
26 | 枇杷無言雨無言すべてが見える |
27 | 松籟や百日の夏来りけり |
28 | おそるべき君等の乳房夏来る |
29 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
30 | ただ波を見ているだけの夏帽子 |
31 | 来ることの嬉しき燕きたりけり |
32 | 妻なしに似て四十なる白絣 |
33 | 雪だるま星のおしやべりぺちやくちやと |
34 | みちのくの星入り氷柱われに呉れよ |
35 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
36 | 湖のしじまばかりに秋気満つ |
37 | 世に古るは時のみならず素手素足 |
38 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
39 | 炎天を槍のごとくに涼気すぐ |
40 | 真昼日に松風少し土用かな |
41 | 土明かり朝の/綿蟲/昼の泣き虫 |
42 | 霙るるや私の川いや深く |
43 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
44 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
45 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
46 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
47 | 打ち水やちょっとそこまで逝きし人 |
48 | 嫁ぎゆき芍薬の花咲きつづく |
49 | 初雁のまぎれなかれし夜の雨 |
50 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
2024年6月17日 20時52分更新(随時更新中)