現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年6月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
2 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
3 | 妻二タ夜あらず二タ夜の天の川 |
4 | 零の中 爪立ちをして哭いてゐる |
5 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
6 | 一湾の潮しづもるきりぎりす |
7 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
8 | こときれてなほ邯鄲のうすみどり |
9 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
10 | かくれんぼ三つかぞえて冬となる |
11 | ものの種にぎればいのちひしめける |
12 | 卯の花腐しハンガーに兄を掛けておく |
13 | 蒲公英のかたさや海の日も一輪 |
14 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
15 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
16 | 一日もの云はず蝶の影さす |
17 | 入れものが無い両手で受ける |
18 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
19 | 若者には若き死神花柘榴 |
20 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
21 | 人通るだけ道があき濃紫陽花 |
22 | 初蝶来何色と問ふ黄と答ふ |
23 | 言い敗けて米搗虫と遊びおり |
24 | 天地の間にほろと時雨かな |
25 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
26 | 霧氷の嶺あしたのひかりかがよえる |
27 | しぐるるや死なないでゐる |
28 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
29 | 魚雷の丸胴蜥蜴這い廻りて去りぬ |
30 | 黴の宿いくとせ恋の宿として |
31 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
32 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
33 | 天門の穴に春陰うづくまり |
34 | 咳き込めば我火の玉のごとくなり |
35 | 彼一語我一語秋深みかも |
36 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
37 | 喧騒に悲しみ捨てるサングラス |
38 | 障子しめて四方の紅葉を感じをり |
39 | 飼つてゐる訳ではないが春の雲 |
40 | 花の夜は銀の鱗をもて逢はむ |
41 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
42 | あらかたは二番煎じに初時雨 |
43 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
44 | 眠りたる恐竜落葉浴びながら |
45 | 新樹並びなさい写真撮りますよ |
46 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
47 | 町騒に遠き寺苑の仏桑花 |
48 | 蟋蟀の闇まほろばに辿りつく |
49 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
50 | 富士を去る日焼けし腕の時計澄み |
2025年9月2日 19時43分更新(随時更新中)