現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年10月12日のデイリーキーワードランキング
1 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | たましひのしづかにうつる菊見かな |
4 | 手洗いにはじまる四日執刀医 |
5 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
6 | 船笛やすずなすずしろ朝の家 |
7 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
8 | 芋の露連山影を正しうす |
9 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
10 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
11 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
12 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
13 | 鰯雲日かげは水の音迅く |
14 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
15 | 吊橋や百歩の宙の秋の風 |
16 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
17 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
18 | わらんべの洟も若葉を映しけり |
19 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
20 | クロッカス芽を出している三回忌 |
21 | 金木犀の音満ちてゆく夜明け |
22 | 鳴くならば満月になけほととぎす |
23 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
24 | 彼一語我一語秋深みかも |
25 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
26 | 翅あらば今たたみ頃夕端居 |
27 | 抽斗に媚薬と星を閉じこめる |
28 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
29 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
30 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
31 | ひとすぢの秋風なりし蚊遣香 |
32 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
33 | 起立礼着席青葉風過ぎた |
34 | 家じゅうの鏡垂直冬に入る |
35 | 猫じやらしどこ迄通せる自己主張 |
36 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
37 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
38 | 悪意のようなピラカンサ真正面 |
39 | 泥舟でいいではないか星祭 |
40 | 野葡萄や村に一基の女人塚 |
41 | 二の酉をはずれて点り飛不動 |
42 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
43 | 妻よりは妾の多し門涼み |
44 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
45 | 秋の夜や紅茶をくぐる銀の匙 |
46 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
47 | サングラス掛けて妻にも行くところ |
48 | 秋思あり莨火風に燃えやすく |
49 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
50 | 柊の花一本の香りかな |
2024年3月28日 17時05分更新(随時更新中)