現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年6月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
2 | 七十路や新しき事弥生道 |
3 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
4 | 曲りたる時間の外へ蝸牛 |
5 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
6 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
7 | 入れものが無い両手で受ける |
8 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
9 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
10 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
11 | 螢獲て少年の指みどりなり |
12 | 死なうかと囁かれしは蛍の夜 |
13 | 声かけて見識らぬ同士山笑ふ |
14 | 駅柵に沿ふ窓昼の蚊帳たるむ |
15 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
16 | あしのうらからくるやはらかさ雛の前 |
17 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
18 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
19 | 四阿の会話二言雨遍路 |
20 | 下萌は棒高跳びに始りぬ |
21 | ひとをそしる心をすて豆の皮むく |
22 | 大正九年以来われ在り雲に鳥 |
23 | 星空へ店より林檎あふれをり |
24 | 十三夜乳首を紅く塗る狸 |
25 | 百年も生きて夜明けの紺朝顔 |
26 | 何物が蛾を装ひて入り来るや |
27 | 若きらのいのちの絵筆汗し観る |
28 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
29 | 狂ひても母乳は白し蜂光る |
30 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
31 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
32 | 遠雷や鏡の中にいる素顔 |
33 | 間八の尾鰭に打たれ年新た |
34 | 天井扇ゆっくりリリー・マルレーン |
35 | たましいの暗がり峠雪ならん |
36 | わが宿のいささ群竹酔ふ日かも |
37 | 何よりもおれが邪魔なり麦畑 |
38 | ふらふらと死にゐし風が起き上る |
39 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる |
40 | 鳩踏む地かたくすこやか聖五月 |
41 | 春の山らくだのごとくならびけり |
42 | 長靴か烏帽子か蝶か田園行 |
43 | 雪解空溺るるごとく木片燃ゆ |
44 | 灯をともす指の間の春の闇 |
45 | 笑わねば手足のさみし秋ざくら |
46 | ご先祖といふお荷物や墓洗ふ |
47 | 身半分かまくらに入れ今晩は |
48 | 柿耀りて牛にしづかな刻うつる |
49 | ところてん煙のごとく沈みをり |
50 | しぐるるや書のなかにゐて旅ごころ |
2024年9月27日 02時34分更新(随時更新中)