現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年6月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 牡丹百二百三百門一つ |
2 | 星空へ店より林檎あふれをり |
3 | マスクして自分の顔を取りもどす |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
6 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
7 | 満開のふれてつめたき桜の木 |
8 | 信心の母にしたがふ盆会かな |
9 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
10 | 未来図は直線多し早稲の花 |
11 | 梅雨最中わが存念のけぶりをり |
12 | 熱帯魚俺の大きな顔を見る |
13 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
14 | 方丈の大庇より春の蝶 |
15 | ふりしきる雨となりけり蛍籠 |
16 | 寝返りをうつて眠らぬ金魚かな |
17 | 好きなこに通草の秘密教えます |
18 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
19 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
20 | 月明のいづくか悪事なしをらむ |
21 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
22 | 竹煮草道灌山の崖にかな |
23 | 芋の露連山影を正しうす |
24 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
25 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
26 | 七掛けで生きし人生亀鳴けり |
27 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
28 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
29 | 偽つて水の流れるまで余寒 |
30 | 大空に立山澄めり今朝の秋 |
31 | 夫は他人顔の半分サングラス |
32 | 夏葱は遺書の余白に似てゐたり |
33 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
34 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
35 | 雲呼んで雪とす城の鬼瓦 |
36 | なすことも無く蟷螂の構え居り |
37 | 仏性は白き桔梗にこそあらめ |
38 | 六月の女すわれる荒筵 |
39 | 川音や昼寝の枕残りたる |
40 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
41 | 水鳥は翔つもの人は想ふもの |
42 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
43 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
44 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
45 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
46 | 衆道や酢味の淡くて酢海鼠の |
47 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
48 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
49 | 水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る |
50 | 胸白き鳥来て母の忌の二月 |
2024年9月21日 00時27分更新(随時更新中)