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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2019年9月3日のデイリーキーワードランキング

1

虫時雨銀河いよいよ撓んだり
2

牡丹百二百三百門一つ
3

チチポポと鼓打たうよ花月夜
4

万緑の中や吾子の歯生え初むる
5

星空へ店より林檎あふれをり
6

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
7

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
8

どの子にも涼しく風の吹く日かな
9

バスを待ち大路の春をうたがはず
10

萩の風何か急かるる何ならむ
11

鶏頭の十四五本もありぬべし
12

痩馬のあはれ機嫌や秋高し
13

金剛の露ひとつぶや石の上
14

ものの種にぎればいのちひしめける
15

せきをしてもひとり
16

きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり
17

われの星燃えてをるなり星月夜
18

路次ふかく英霊還り冬の霧
19

赤い椿白い椿と落ちにけり
20

古池や蛙飛びこむ水の音
21

海に出て木枯帰るところなし
22

秋の夜や道に迷いし文字探す
23

谺して山ほととぎすほしいまゝ
24

水温む鯨が海を選んだ日
25

滝落ちて群青世界とどろけり
26

緑陰に三人の老婆わらへりき
27

青蛙おのれもペンキぬりたてか
28

怒濤岩を噛む我を神かと朧の夜
29

金粉をこぼして火蛾やすさまじき
30

摩天楼より新緑がパセリほど
31

義仲寺に生まれて乾らぶかたつむり
32

やり羽子や油のやうな京言葉
33

蝶の空七堂伽藍さかしまに
34

獅子舞は入日の富士に手をかざす
35

遠泳や高波越ゆる一の列
36

冬深し巨船ひたすら南溟へ
37

白露や死んでゆく日も帯締めて
38

晝寝より覚めしところが現住所
39

寒星や神の算盤ただひそか
40

狂ひても母乳は白し蜂光る
41

鰯雲甕担がれてうごき出す
42

端居して遠きところに心置く
43

税重く財布も堅く春遠し
44

淋しい幽霊いくつも壁を抜けるなり
45

薪をわるいもうと一人冬籠
46

いくたびも雪の深さを尋ねけり
47

老鴬や珠のごとくに一湖あり
48

奄奄と尾燈吹雪くを追ふばかり
49

わが妻に永き青春桜餅
50

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる


2024年4月25日 10時43分更新(随時更新中)
 

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