現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年8月17日のデイリーキーワードランキング
1 | お尻から腐つて来たる瓜の馬 |
2 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
3 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 芋虫のまはり明るく進みをり |
7 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
8 | 初蝶を夢の如くに見失ふ |
9 | 炎天へ打つて出るべく茶漬飯 |
10 | 虚子一人銀河と共に西へ行く |
11 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
12 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
13 | 夏果ての波くるぶしを軽くせり |
14 | 垣越しに会話往き交う葱の花 |
15 | 死ぬために天上帰る雁ならめ |
16 | 啞*蝉の黙のかさなる蝉時雨 |
17 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
18 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
19 | 一枚の落葉となりて昏睡す |
20 | 中年や独語おどろく夜の秋 |
21 | 芋虫を怒らせてゐる中学生 |
22 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
23 | 芋の露連山影を正しうす |
24 | 廃校の鉄棒に稲掛けてあり |
25 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
26 | 雨激しゴーヤーが疣とがらせる |
27 | 友情が心の支え冬ぬくし |
28 | 秋沒り日海境遠く緋に染めて |
29 | 弁慶草沸々の日は立ち上がる |
30 | 冬に入る牡丹の木にけものの毛 |
31 | 鳥帰るいづこの空もさびしからむに |
32 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
33 | 八月や六日九日十五日 |
34 | 入れものが無い両手で受ける |
35 | 背景に夕日がほしいとえのころ草 |
36 | ものの種にぎればいのちひしめける |
37 | 貝殻の箸置二つ小鳥来る |
38 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
39 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
40 | 月面をななめドライブ夏の夜 |
41 | 一日を使ひきつたる夏椿 |
42 | 鷺草に距という部分風遊ぶ |
43 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
44 | 向日葵や信長の首切り落とす |
45 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
46 | 分け入つても分け入つても青い山 |
47 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
48 | 父の日の父のいない子こがねもち |
49 | 芋虫やコインロッカーが聳える |
50 | 能登半島馬のかたちに山法師 |
2024年4月24日 03時32分更新(随時更新中)