現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年4月8日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
3 | 愛すべし椋鳥は鈴生り君は弓なり |
4 | 飛花落花命ひらひらしていたる |
5 | 夕桜あの家この家に琴鳴りて |
6 | ひく波の跡美しや桜貝 |
7 | わが死後の乗換駅の潦 |
8 | さざ波は立春の譜をひろげたり |
9 | せきをしてもひとり |
10 | 秋の航一大紺円盤の中 |
11 | 死なうかと囁かれしは蛍の夜 |
12 | 青葉潮ただただ青き野点かな |
13 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
14 | どこまでが帯どこからがおぼろの夜 |
15 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
16 | 亡母の声ふと雪解けの音に似て |
17 | 春の野を持上げて伯耆大山を |
18 | うなずいて和解の兆し蜆汁 |
19 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
20 | 寂しければ八月の木に登ってみよ |
21 | 鉛筆一本田川に流れ春休み |
22 | いくらかは湯ざめ兆して誓子論 |
23 | 象使い銀河に集い来て眠る |
24 | 蓮如忌や臍のまはりをふくらます |
25 | ゆく雁やふたたび声すはろけくも |
26 | 葉桜や人に知られぬ昼あそび |
27 | あたたかき雪がふるふる兎の目 |
28 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
29 | 寂しからむと隣の桃の木を縛る |
30 | どこやらに硝子がわれぬ桐の花 |
31 | 鶴帰るあとはよしなに島津殿 |
32 | 父の死後すこし躄りし陶狸 |
33 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
34 | 淡墨桜風たてば白湧きいづる |
35 | これよりは恋や事業や水温む |
36 | 潮干狩りその鼻歌はまちがっている |
37 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
38 | 部屋に椅子一つあるのみほととぎす |
39 | 陽だまりの白露の粒の静謐よ |
40 | 白樺を幽かに霧のゆく音か |
41 | ある日妻ぽとんと沈め水中花 |
42 | 枇杷は黄に漱石先生ポンプ押す |
43 | 咲き満ちて昼のさみしさ夾竹桃 |
44 | 蛍烏賊桜煮として売られけり |
45 | 寒晴やあはれ舞妓の背の高き |
46 | 暗がりをよろこぶ魂や魂祭 |
47 | 数えればわっと崩れる蝌蚪の陣 |
48 | 絶景でありぬ夜長の箸・茶碗 |
49 | 兄の手に小さき薬玉もて余す |
50 | 盲目の犬の随きくる萩の寺 |
2024年4月20日 06時57分更新(随時更新中)