現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年9月14日のデイリーキーワードランキング
1 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
2 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
3 | 月天心家のなかまで真葛原 |
4 | 萩の風何か急かるる何ならむ |
5 | こんなよい月を一人で見て寝る |
6 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
7 | 一度死ぬふたたび桔梗となるために |
8 | 雪夜にてことばより肌やはらかし |
9 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
10 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
11 | 河豚宿は此許よ此許よと灯りをり |
12 | 砥石と刃濡れて相減り冬は冬 |
13 | 水枕ガバリと寒い海がある |
14 | 人体の自在に曲がる螢の夜 |
15 | 光る時光は波に花芒 |
16 | 切株や蓬は長けて人老いて |
17 | 阿蘇の嶮此処に沈めり谷の梅 |
18 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
19 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
20 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
21 | 女郎花少しはなれて男郎花 |
22 | 誰彼の声のやさしく花芒 |
23 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
24 | 夕霧の嶺に泛ぶ湖面標識よ |
25 | 電球の白熱しおり花の中 |
26 | から松は淋しき木なり赤蜻蛉 |
27 | 柿うるる夜は夜もすがら水車 |
28 | 力竭して山越えし夢露か霜か |
29 | 梨むくや甘き雫の刃を垂るる |
30 | 大空にうかめる如き玉椿 |
31 | 豊年や切手をのせて舌甘し |
32 | 虫螻蛄と侮られつつ生を享く |
33 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
34 | いなびかり北よりすれば北を見る |
35 | 林檎むく五重塔に刃を向けて |
36 | 茜さしてわが死はじまる雲や秋 |
37 | 空澄めば飛んで来て咲くよ曼珠沙華 |
38 | 朝湯こんこんあふれるまんなかのわたくし |
39 | 目かくしの背後を冬の斧通る |
40 | 骨の鮭アイヌ三人水わたる |
41 | 光のなかに腕組むは美童くる予感 |
42 | 一日の奧に日の差す黒揚羽 |
43 | 降りかくす眼路寸尺に雪新し |
44 | 十代の日記の疑問符冬の萌 |
45 | 蝉の穴淋しきときは笑ふなり |
46 | 鴨を煮て素顔の口に運ぶなり |
47 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
48 | あかときの桔梗とはなり死にゆけり |
49 | 芋の露連山影を正しうす |
50 | 苗代に落ち一塊の畦の土 |
2024年4月26日 17時35分更新(随時更新中)