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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2010年11月10日のデイリーキーワードランキング

1

其中に金鈴をふる虫一つ
2

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
3

冬蜂の死にどころなく歩きけり
4

重ね着の中に女のはだかあり
5

隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな
6

春風や闘志いだきて丘に立つ
7

肉を焼く月ロケットを月に砕き
8

炎天の遠き帆やわがこころの帆
9

闘鶏の眼つぶれて飼はれけり
10

空は太初の青さ妻より林檎うく
11

いくたびも雪の深さを尋ねけり
12

家毎に地球の人や天の川
13

軒先の小さき宇宙や金魚玉
14

花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ
15

水枕ガバリと寒い海がある
16

算術の少年しのび泣けり夏
17

七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ
18

立冬のことに草木のかがやける
19

芋の露連山影を正しうす
20

ややありて流れはじめし雛かな
21

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
22

春浅き水を渉るや鷺一つ
23

白葱のひかりの棒をいま刻む
24

北上の空に必死の冬の蝶
25

肩に来て人懐かしや赤蜻蛉
26

マンホール蓋開けたまま冬に入る
27

榠?一顆置けば傾ぎて個室なり
28

枯山の月今昔を照らしゐる
29

かりかりと蟷螂蜂の皃を食む
30

甘草の芽のとびとびのひとならび
31

螢籠昏ければ揺り炎えたたす
32

谺して山ほととぎすほしいまま
33

手鞠唄かなしきことをうつくしく
34

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
35

三千の俳句を閲し柿二つ
36

降る雪や明治は遠くなりにけり
37

たてとほす男嫌ひの単帯
38

圓き川音切る人參の色やすらか
39

古稀といふ春風にをる齢かな
40

足袋つぐやノラともならず教師妻
41

無限大記号を描く初燕
42

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
43

梅咲いて庭中に青鮫が来ている
44

瀬頭は白眉よ最上初もみじ
45

陽へ病む
46

世を恋ふて人を恐るる余寒かな
47

火の山の裾に夏帽振る別れ
48

分別や十一月の大欅
49

虫時雨大地に抱かれ寝る心地
50

木がらしや東京の日のありどころ


2024年9月19日 04時40分更新(随時更新中)
 

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