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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2014年6月4日のデイリーキーワードランキング

1

水枕ガバリと寒い海がある
2

いなびかり北よりすれば北を見る
3

薄氷の吹かれて端の重なれる
4

せきをしてもひとり
5

水の地球すこしはなれて春の月
6

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
7

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
8

戦争が廊下の奥に立つてゐた
9

春風や闘志いだきて丘に立つ
10

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
11

被爆図の奥へ奥へと黒日傘
12

冬蜂の死にどころなく歩きけり
13

赤い椿白い椿と落ちにけり
14

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
15

芋の露連山影を正しうす
16

ほととぎすあすはあの山こえて行かう
17

金剛の露ひとつぶや石の上
18

暗黒や関東平野に火事一つ
19

米寿なほ夜毎酌みたし鉦叩
20

どくだみや真昼の闇に白十字
21

暗黒や 関東平野に 火事一つ
22

時鳥厠半ばに出かねたり
23

萬緑の中や吾子の歯生え初むる -
24

兄以上恋人未満掻氷
25

青蛙おのれもペンキぬりたてか
26

跳箱の突手一瞬冬が来る
27

をりとりてはらりとおもきすすきかな
28

白い箱の中が見えないいちえふ忌
29

卯の花や縦一文字ほとの神
30

ピストルがプールの硬き面にひびき
31

おそるべき君等の乳房夏来る
32

滝落ちて群青世界とどろけり
33

囀をこぼさじと抱く大樹かな
34

古池や蛙飛びこむ水の音
35

木雫は雨より太し青楓
36

ものの種にぎればいのちひしめける
37

わが行けば露とびかかる葛の花
38

雪はげし書き遺すこと何ぞ多き
39

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
40

みちのくの星入り氷柱われに呉れよ
41

田を植ゑるしづかな音へ出でにけり
42

三本のクレーン車伸びる青葡萄
43

熱出しの廿日あまりに花了る
44

まつすぐの道に出でけり秋の暮
45

パスワード忘れて緋鯉錦鯉
46

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
47

藍甕の藍はしづもり梅雨の底
48

桐一葉日当りながら落ちにけり
49

韓招も御屯をつくる苗代ごゑ
50

大寒を選びしごとく逝きたまふ


2024年9月21日 18時50分更新(随時更新中)
 

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