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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2011年5月19日のデイリーキーワードランキング

1

星空へ店より林檎あふれをり
2

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
3

いくたびも雪の深さを尋ねけり
4

青蛙おのれもペンキぬりたてか
5

舟一つたゆたふ湖や春がすみ
6

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
7

をりとりてはらりとおもきすすきかな
8

菜の花がしあはせさうに黄色して
9

重ね着の中に女のはだかあり
10

まさをなる空よりしだれざくらかな
11

赤い椿白い椿と落ちにけり
12

春風や闘志いだきて丘に立つ
13

湾曲し火傷し爆心地のマラソン
14

入れものが無い両手で受ける
15

湯豆腐やいのちのはてのうすあかり
16

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
17

万緑の中や吾子の歯生え初むる
18

春灯の衣桁に何もなかりけり
19

山赤くひだるき草と歩くなり
20

バスを待ち大路の春をうたがはず
21

桐の花聖書はじめて読む少年
22

師はひとり痩身の師の師走また
23

生きること一と筋がよし寒椿
24

芋の露連山影を正しうす
25

金剛の露ひとつぶや石の上
26

爆発はせぬかと西瓜抱えゆく
27

じゃんけんで負けて螢に生れたの
28

一声と思へば三声初音かな
29

不器用に生きて豆飯炊いている
30

菫程な小さき人に生れたし
31

鳥帰るいづこの空もさびしからむに
32

滝落ちて群青世界とどろけり
33

黒猫の子のぞろぞろと月夜かな
34

麦秋やここなる王は父殺し
35

新茶汲むいつもの夫婦茶碗かな
36

七夕が来て黒猫の老い呆け
37

葉桜の中の無数の空さわぐ
38

俳諧道五十三次蝸牛
39

蝉丸忌半日鈍く京にをり
40

灰色の象のかたちを見にゆかん
41

冬蜂の死にどころなく歩きけり
42

ちるさくら海あをければ海へちる
43

良寛の乞食のみち田植かな
44

降る雪や明治は遠くなりにけり
45

たつぷりと泣き初鰹食ひにゆく
46

朴散華即ちしれぬ行方かな
47

雪はしづかにゆたかにはやし屍室
48

青山河ほのぼのくもり余り苗
49

人体冷えて東北白い花盛り
50

寺と寺つなぐ旅なり苗代田


2024年4月24日 06時48分更新(随時更新中)
 

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