現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年1月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 海に出て木枯帰るところなし |
2 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
3 | 木の家のさて木枯らしを聞きませう |
4 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
5 | あかあかとあかあかあかとまんじゆさげ |
6 | せりせりと薄氷杖のなすままに |
7 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
8 | 戛々とゆき戛々と征くばかり |
9 | みづうみのみなとのなつのみじかけれ |
10 | 転生の途中に梅雨の長廊下 |
11 | オリオンの盾新しき年に入る |
12 | むつかしい一日が暮れ柚子湯の柚子 |
13 | 地震後の石垣の罅すみれ咲く |
14 | 福寿草家族のごとくかたまれり |
15 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
16 | 蛍籠昏ければ揺り炎えたたす |
17 | 初暦知らぬ月日は美しく |
18 | 書いてなおためらう弔辞ちちろ虫 |
19 | 昼寝覚うつしみの空あをあをと |
20 | 昂るにあらずすっくと曼珠沙華 |
21 | 偕老とともに消えたり夏柳 |
22 | 散り急ぐ花の生き方上手かな |
23 | 大空にうかめる如き玉椿 |
24 | 髭跳ねる昇龍のごと滝飛沫く |
25 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
26 | 障子あけて置く海も暮れきる |
27 | 稲妻や夜も語りゐる葦と沼 |
28 | 流浪して母の日母の墓知らず |
29 | ものの種にぎればいのちひしめける |
30 | 春煖爐焚く愛猫の喪に籠り |
31 | 人類の代受苦の枯向日葵 |
32 | 去りがてに白魔となりて寒明くる |
33 | さるすべりしろばなちらす夢違い |
34 | 下京や盆地の底の花ホテル |
35 | 湯気立てて素数の倫理など話す |
36 | 秋風や唐紅の咽喉仏 |
37 | なりゆきの相傘に積む細か雪 |
38 | 日の射して蓬の原に見送らる |
39 | 天の躁地の鬱さくら明かりかな |
40 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
41 | わらんべの溺るるばかり初湯かな |
42 | 元旦や暗き空より風が吹く |
43 | 転害門にて木の実独楽よく廻る |
44 | 木曽川の今こそ光れ渡り鳥 |
45 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
46 | 白山の夕茜せり初炊ぎ |
47 | 糸瓜子規大根虚子や初明かり |
48 | 餅花を見上ぐるたびに華やぎて |
49 | 芋の露連山影を正しうす |
50 | 八月や六日九日十五日 |
2024年4月27日 20時12分更新(随時更新中)