現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年11月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
2 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
3 | 寒鮒の死にてぞ臭く匂ひけり |
4 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
5 | あぢさゐの花より懈くみごもりぬ |
6 | へろへろとワンタンすするクリスマス |
7 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
8 | 冬の水一枝の影も欺かず |
9 | こんなよい月を一人で見て寝る |
10 | ひらひらと月光降りぬ貝割菜 |
11 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
12 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
13 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
14 | 秋風やひびの入りたる胃の袋 |
15 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
16 | 芋の露連山影を正しうす |
17 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
18 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
19 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
20 | 抽斗に媚薬と星を閉じこめる |
21 | 死化粧して水色桔梗なりぬ |
22 | 冬蜂の死に所なく歩きけり |
23 | 日の障子太鼓の如し福寿草 |
24 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
25 | 冬の薔薇自分をことごとく絶版 |
26 | 冷されて牛の貫禄しづかなり |
27 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
28 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
29 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
30 | 海に出て木枯帰るところなし |
31 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
32 | 子を殴ちしながき一瞬天の蝉 |
33 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
34 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
35 | 重ね着の中に女のはだかあり |
36 | いのちじめつく紫陽花の咲くあたり |
37 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
38 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
39 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
40 | 死や霜の六尺の土あれば足る |
41 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
42 | 火の奧に牡丹崩るるさまを見つ |
43 | 短日や置きし眼鏡に日が当る |
44 | 雪残る頂き一つ国境 |
45 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
46 | ぶらんこの影を失ふ高さまで |
47 | 分け入つても分け入つても青い山 |
48 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
49 | 奢りながき夕燒透いて不作の田 |
50 | 曼珠沙華消えたる茎のならびけり |
2024年4月26日 11時37分更新(随時更新中)