現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年1月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
2 | 一日もの云はず蝶の影さす |
3 | 我家まで月の一すぢ |
4 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
5 | 六つで死んでいまも押入で泣く弟 |
6 | 梨咲くと葛飾の野はとの曇り |
7 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
8 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
9 | 寒晴やあはれ舞妓の背の高き |
10 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
11 | 薄氷の裏を舐めては金魚沈む |
12 | ものの種にぎればいのちひしめける |
13 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
14 | 野を焼いて帰れば燈火母やさし |
15 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
16 | 寒波急日本は細くなりしまま |
17 | 初日さす松はむさし野にのこる松 |
18 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
19 | 馬酔木より低き門なり浄瑠璃寺 |
20 | 秋晴や火口を落ちる砂の音 |
21 | 水枕ガバリと寒い海がある |
22 | 窓の蔦枯れて明るむ『歎異抄』 |
23 | 野遊びや人参スープに舌焦す |
24 | 笠へぽつとり椿だつた |
25 | ゆるやかに坂はつづいて梅の宮 |
26 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
27 | 雪原をゆく一筋の風の影 |
28 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
29 | 鶴舞ふや日は金色の雲を得て |
30 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
31 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
32 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
33 | 野遊びの同じ名前に振り向かれ |
34 | 夢に舞ふ能美しや冬籠 |
35 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
36 | 風花の通りし北の空の青 |
37 | 寂しいと言い私を蔦にせよ |
38 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
39 | 早春の飛鳥陽石蒼古たり |
40 | いつまでも留守の鳥の巣あわき比良 |
41 | 野遊びの皆伏し彼等兵たりき |
42 | 二子玉川凧凧 |
43 | 啓蟄や背中の痛みやわらぎぬ |
44 | 松過ぎの又も光陰矢の如く |
45 | 松風にふやけてはやし走馬燈 |
46 | めまといやバナナを食べてからにして |
47 | 野遊びのひとごゑときに歌となり |
48 | 入れものが無い両手で受ける |
49 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
50 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
2024年4月20日 10時44分更新(随時更新中)