現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年8月20日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
3 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
4 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
5 | 母に会うための線香花火かな |
6 | いなびかり北よりすれば北を見る |
7 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
8 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
9 | 熾る火に向かう面や薪能 |
10 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
11 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
12 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
13 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
14 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
15 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
16 | 石臼の今は踏み石処暑の風 |
17 | ちなみぬふ陶淵明の菊枕 |
18 | 重ね着の中に女のはだかあり |
19 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
20 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
21 | 丸く寝て尾が不思議なり狐の子 |
22 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
23 | 相逢うて飯食う疲れ遠花火 |
24 | 大赤城入道雲の中に立つ |
25 | 花冷えや履歴書に押す磨滅印 |
26 | 畦塗りの鍬の土音日を返す |
27 | かりそめの言葉灯れり蛍草 |
28 | 君が代の朝の暑さに緘黙す |
29 | 薬屋に寄り道をして穴惑い |
30 | 芋の露連山影を正しうす |
31 | 萍の中を進みて白枕 |
32 | 志高きは老いず栗熟るる |
33 | 炎天の空美しや高野山 |
34 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
35 | 水枕ガバリと寒い海がある |
36 | 物置で少年倶樂部読む厄日 |
37 | 葉桜の靖国神社風騒ぐ |
38 | セーターにもぐり出られぬかもしれぬ |
39 | 晩涼に池の萍皆動く |
40 | 消えてなほ残像空に秋の虹 |
41 | 半身を佛にさらす穴惑い |
42 | 一枚の障子明りに技芸天 |
43 | ひめゆりの塔より蹤いてくる蜻蛉 |
44 | たかんなの夕暮ながき山の径 |
45 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
46 | 一点の橇一線の橇の道 |
47 | おそるべき君等の乳房夏来る |
48 | 掃苔や永久に幼き兄弟 |
49 | 大霜を秩父夜祭つれてきし |
50 | 花売車どこへ押せども母貧し |
2024年9月26日 02時37分更新(随時更新中)