現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年5月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 七十路や新しき事弥生道 |
2 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
3 | 一日もの云はず蝶の影さす |
4 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
5 | つまみたる山を春野に下ろしけり |
6 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
7 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
8 | サイダー冷ゆ圧倒的に海がある |
9 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
10 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
11 | ものの種にぎればいのちひしめける |
12 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
13 | 原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ |
14 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
15 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
16 | 星空へ店より林檎あふれをり |
17 | 鳩踏む地かたくすこやか聖五月 |
18 | つまみたる夏蝶トランプの厚さ |
19 | 祭壇や/今/滑らかに//人の貌 |
20 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
21 | 妻ありき琺瑯の冷たさいまも |
22 | 結び目のすんなり解けし花菜風 |
23 | 水温むうしろに人のゐるごとし |
24 | 枯山の月今昔を照らしゐる |
25 | 折目より砂粒こぼれ夏逝けり |
26 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
27 | 最澄はいい人でした比良八講 |
28 | 闇深し子を看る夜の寒さかな |
29 | 壺にして深山の朴の花ひらく |
30 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
31 | 梅筵来世かならず子を産まむ |
32 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
33 | 月光に深雪の創のかくれなし |
34 | 桐の実や神籬を水巡りたる |
35 | どくだみや真昼の闇に白十字 |
36 | さりさりと紙切っている小六月 |
37 | 青梅雨や無垢になるまで湯につかる |
38 | 青垣山、天誅組の残りし碑 |
39 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
40 | 痩せし身の眼の生きるのみ秋の霜 |
41 | 芋の露連山影を正しうす |
42 | 心地よき弾む話や春炬燵 |
43 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
44 | 露の中万相うごく子の寝息 |
45 | 短夜や乳ぜり啼く児を須可捨焉乎 |
46 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
47 | 晩夏晩年角川文庫蝿叩き |
48 | 郭公や道はつらぬく野と雲を |
49 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
50 | くさめして我は二人に分かれけり |
2024年9月21日 16時20分更新(随時更新中)