現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年9月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 易々と還暦通過 東天紅 |
2 | ふりいでし雨の水輪よ休暇果つ |
3 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
4 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
5 | ものの種にぎればいのちひしめける |
6 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
7 | 鋼なす雪嶺アイヌ史は永し |
8 | 十五から我酒のみ出て小正月 |
9 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
10 | 曼珠沙華抱くほどとれど母恋し |
11 | 夕方の影あいまいに春障子 |
12 | 公園に奈落をみたるピエロかな |
13 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
14 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
15 | 一月の川一月の谷の中 |
16 | 渡鳥仰ぎ仰いでよろめきぬ |
17 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
18 | つみとがは人にこそあれ衣被 |
19 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
20 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
21 | おそるべき君等の乳房夏来る |
22 | いなびかりひとと逢ひきし四肢てらす |
23 | 薪は白樺厩に夏の漆闇 |
24 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
25 | 夏帽子だけ見せ幼稚園のバス |
26 | 熟れそめて細枝のしなふ柘榴かな |
27 | 子等とまたながき八月きりぎりす |
28 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
29 | 野を焼いて帰れば燈火母やさし |
30 | ねこじゃらし騙しだまされ 耳順かな |
31 | 玉の如き小春日和を授かりし |
32 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
33 | 朝顔の双葉のどこか濡れゐたる |
34 | 初風呂や花束のごと吾子を抱き |
35 | きよお!と喚いてこの汽車はゆく新緑の夜中 |
36 | 名城を盆に浮かせり朧の夜 |
37 | せきをしてもひとり |
38 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
39 | しわよせの眉間にも来てつまる年 |
40 | 風もまた旅人なりし花野径 |
41 | 山又山山桜又山桜 |
42 | 青時雨水筒に受く兵のように |
43 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
44 | 人も旅人われも旅人春惜しむ |
45 | 沖縄はずっと立ち泳ぎのままだ |
46 | 砂文字を消しゆく波や秋果つる |
47 | 一叢の黄菊に山気ひそみをり |
48 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
49 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
50 | 紫蘇壺を深淵覗くごとくする |
2024年9月25日 22時59分更新(随時更新中)