現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年9月13日のデイリーキーワードランキング
1 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
2 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
3 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
4 | 星空へ店より林檎あふれをり |
5 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
6 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
7 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
8 | 娘等のうかうか遊びソーダ水 |
9 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
10 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
11 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
12 | 太陽はいつもまんまる秋暑し |
13 | 朝寝せり孟浩然を始祖として |
14 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
15 | 小夜時雨上野を虚子の来つつあらん |
16 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
17 | 遠くまで行く秋風とすこし行く |
18 | いつせいに柱の燃ゆる都かな |
19 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
20 | 羽子板の重きが嬉し突かで立つ |
21 | 十六夜のきのふともなく照らしけり |
22 | 風の樹々プールの子らに騒ぎ添ふ |
23 | あきくさをごつたにつかね供へけり |
24 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
25 | 千の手の一つを真似る月明かり |
26 | 咳をしても一人 |
27 | 入れものが無い両手で受ける |
28 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
29 | 白鳥といふ一巨花を水に置く |
30 | 春めきてものの果てなる空の色 |
31 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
32 | ゆく春や古りしピアノに古し椅子 |
33 | 順不同とは人の死よ零余子飯 |
34 | 秋灯下エンピツの芯尖らせる |
35 | 日は空を月にゆずりて女郎花 |
36 | 産声のとどけよ真夜の今日の月 |
37 | こぼれ萩つぶやきはみな風の中 |
38 | 菜の花といふ平凡を愛しけり |
39 | 蝿とんでくるや箪笥の角よけて |
40 | 川をのぞく私のそこだけが秋 |
41 | うすぐもり都のすみれ咲きにけり |
42 | 山桜雪嶺天に声もなし |
43 | 棕櫚を揉む風となりたる無月かな |
44 | 枯野ゆく棺のわれふと目覚めずや |
45 | 梨咲くと葛飾の野はとの曇り |
46 | 先人の暮らし受け継ぎ田を打てり |
47 | 芋の露連山影を正しうす |
48 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
49 | そら豆はまことに青き味したり |
50 | 魂も乳房も秋は腕のなか |
2024年9月21日 21時33分更新(随時更新中)