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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2008年12月26日のデイリーキーワードランキング

1

露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落す
2

能すみし面の衰へ暮の秋
3

姉の身に地割れ及びて水仙花
4

冬河に新聞全紙浸り浮く
5

春雨や頬かむりして佃まで
6

去年今年貫く棒の如きもの
7

霜柱俳句は切字響きけり
8

冬ごもる子女の一間を通りけり
9

唖蝉が手中にひびく燈のわが街
10

初氷日はこはごはと空わたる
11

海に出て木枯帰るところなし
12

光る時光は波に花芒
13

玫瑰や今も沖には未来あり
14

老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも
15

お涅槃のくすぐりっこの少女たち
16

公魚のよるさざなみか降る雪に
17

考えている水仙の高さかな
18

長き夜をたたる将棋の一ト手哉
19

滝落ちて群青世界とどろけり
20

歳時記と二十世紀を見渡しぬ
21

なかんづく珠なす肝や鮟鱇鍋
22

夏の山国母いてわれを与太という
23

初暦知らぬ月日は美しく
24

性格が八百屋お七でシクラメン
25

忘年や身ほとりのものすべて塵
26

暗黒や関東平野に火事一つ
27

青蛙おのれもペンキぬりたてか
28

街はまつりお骨となつて帰られたか
29

耳朶の傷見ゆるは哀し桜桃忌
30

寒星や神の算盤ただひそか
31

東京がじつとしてゐる初景色
32

除夜の湯に肌触れあへり生くるべし
33

重ね着の中に女のはだかあり
34

行けど行けど一頭の牛に他ならず
35

墜ちてゆく 燃ゆる冬日を股挟み
36

昼寝ざめ剃刀研ぎの通りけり
37

瀧落ちて群青世界とどろけり
38

くらがりに女美し親鸞忌
39

初凪に島の祠の昼灯
40

どちらかと言へば麦茶の有難く
41

夏の海水兵ひとり紛失す
42

寒に入る音駈けゆきて馬の蹄
43

威銃大津皇子は天にあり
44

春風や闘志いだきて丘に立つ
45

父母未生以前青葱の夢のいろ
46

照り競ふ紅葉を囃す瀬音あり
47

元日や手を洗ひをる夕ごころ
48

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
49

ほうたるこいこいふるさとにきた
50

山陰や一村暮るゝ麻畠


2024年9月24日 04時43分更新(随時更新中)
 

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