現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年8月27日のデイリーキーワードランキング
1 | かの鷹に風と名づけて飼ひ殺す |
2 | 向日葵の空かがやけり波の群 |
3 | 八月や六日九日十五日 |
4 | ひとひとりこころにありて除夜を過ぐ |
5 | ゆく春や古りしピアノに古し椅子 |
6 | 丘の上に雲と遊びて馬肥ゆる |
7 | ああ小春我等涎し涙して |
8 | 大いなるものが過ぎ行く野分かな |
9 | 水戀ふは母戀ひなりし冬霞 |
10 | 海中に都ありとぞ鯖火もゆ |
11 | 彼一語我一語秋深みかも |
12 | 船の名の月に読まるる港かな |
13 | 非常口に緑の男いつも逃げ |
14 | つまずきもあり晩学の夜長かな |
15 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
16 | 梨の花郵便局で日が暮れる |
17 | 光堂かの森にあり銀夕立 |
18 | 古茶新茶語らふ人も無きままに |
19 | 枯れゆけばおのれ光りぬ枯木みな |
20 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
21 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
22 | 泉の底に一本の匙夏了る |
23 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
24 | ずる ぬる/ぬる ずる/むさぼり合へる/無垢の吸盤 |
25 | 生者には大きなおはぎ秋彼岸 |
26 | 蛇衣を脱ぎまつさきに家に来る |
27 | 初ひばり胸の奥處といふ言葉 |
28 | 九十の恋かや白き曼珠沙華 |
29 | 掌に受ける水の重さよ八月忌 |
30 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
31 | 老教授を囲みて花の通学路 |
32 | 死にし人別れし人や遠花火 |
33 | 冬滝のきけば相つぐこだまかな |
34 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
35 | 老いたれば人より早く冬が来る |
36 | 六本木ヒルズ上空鳥の恋 |
37 | 霧雨にぬるゝそびらや牛蒡ほり |
38 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
39 | 鷹渡る島に石抱く隠れ耶蘇 |
40 | 水すまし水に跳て水鉄の如し |
41 | 向日葵の大声でたつ枯れて尚 |
42 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
43 | 貝寄風に乗りて帰郷の船迅し |
44 | 春の風ルンルンけんけんあんぽんたん |
45 | 起ち上るティラノサウルス春の山 |
46 | 嬰見上ぐはへとり蜘蛛の神神し |
47 | 降る雪が川の中にもふり昏れぬ |
48 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
49 | アスファルトの道を選んだ蟬がいる |
50 | 虫時雨寧楽の都はがらんだう |
2024年9月19日 12時29分更新(随時更新中)