現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年10月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 鷹の巣や太虚に澄める日一つ |
2 | 好きなこに通草の秘密教えます |
3 | 肩先に止まる蛍の重さかな |
4 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
5 | 言い遺すこと月光に富む大地 |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 芋の露連山影を正しうす |
8 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
9 | たばしるや鵙叫喚す胸形変 |
10 | 牡丹百二百三百門一つ |
11 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
12 | 懐旧の母の情けや盆の月 |
13 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
14 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
15 | ゆく春や海恋ふものは海で死ね |
16 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
17 | 水鳥は翔つもの人は想ふもの |
18 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
19 | 蜘蛛の囲の水晶ほどの水の玉 |
20 | 山蟻の輪ゴムをめぐり世をめぐり |
21 | 青胡桃今日と同じ明日がいい |
22 | 羅や人悲します恋をして |
23 | 夫の釘箱いっぱいに初夏 |
24 | かげろふやバターの匂ひして唇 |
25 | 葉桜の中の無数の空さわぐ |
26 | 氷屋の猫いなくなる大嘗祭 |
27 | 孑孒とホモサピエンス水一重 |
28 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
29 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
30 | 襟足の見ゆる髪結ひ更衣 |
31 | 蟾蜍長子家去る由もなし |
32 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
33 | 首のべて日を見る雁や蘆の中 |
34 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
35 | 風くると息をひそめて冬牡丹 |
36 | ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう |
37 | 人が人を愛したりして青菜に虫 |
38 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
39 | ひたすらに雨に打たれし七変化 |
40 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
41 | グランドに猫一匹という冬日 |
42 | 寝待月 越前水母漂えり |
43 | 散るまでは見せぬ生様冬桜 |
44 | 凶作の夜ふたりになればひとり匂う |
45 | 萩の風何か急かるる何ならむ |
46 | 山桜雪嶺天に声もなし |
47 | 万緑へ白き物ほど飛びにけり |
48 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
49 | 雪渡りせむとて生まれ出でたるに |
50 | 千人針はづして母よ湯が熱き |
2024年4月24日 10時41分更新(随時更新中)