現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年11月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
2 | 林檎の木ゆさぶりやまず逢いたきとき |
3 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | 重ね着の中に女のはだかあり |
6 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
7 | 硝子戸の中の幸福足袋の裏 |
8 | 食べてゐる牛の口より蓼の花 |
9 | 春や昔十五万石の城下哉 |
10 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
11 | 初茜隼人が残すわらべ唄 |
12 | 古希過ぎて一誌を興す雲の峰 |
13 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
14 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
15 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
16 | 同窓会へ行き度いつもり春帽子 |
17 | 湖の芥に添うて流れる鴨の羽 |
18 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
19 | 羽子板や母が贔屓の歌右衛門 |
20 | 短日の楽屋を走りぬける音 |
21 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
22 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
23 | 木枯や谷中の道を塔の下 |
24 | 初茜モーツアルトの雲迅し |
25 | 夕空に祖のあつまる木守柿 |
26 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
27 | 湯豆腐やいのちのはてのうすあかり |
28 | 紫陽花に秋冷いたる信濃かな |
29 | 天地の間にほろと時雨かな |
30 | コスモスの風に吹かれて素直なる |
31 | スケートの紐むすぶ間も逸りつつ |
32 | 成人の日をくろがねのラツセル車 |
33 | 冬花火千枚田を俯瞰する |
34 | ゆく雁やふたたび声すはろけくも |
35 | 羽子板の重きが嬉し突かで立つ |
36 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
37 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
38 | 冬欅一樹で足りる故郷は |
39 | ぼくだけがはみ出している盆踊り |
40 | 空を歩む朗々と月ひとり |
41 | 朝刊は鋼の音す初茜 |
42 | 高階から柩おりくる冬灯 |
43 | 芋の露連山影を正しうす |
44 | 冬の蠅目の上の瘤取りに来る |
45 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
46 | 枯木立月光棒のごときかな |
47 | 相会ふも桜の下よ言葉なし |
48 | 易々と還暦通過 東天紅 |
49 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
50 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
2025年8月28日 17時57分更新(随時更新中)