現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年11月20日のデイリーキーワードランキング
1 | しんしんと寒さがたのし歩みゆく |
2 | 雪国に六の花ふりはじめたり |
3 | 冬の星むすんでひらいて金平糖 |
4 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
7 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
8 | ものの種にぎればいのちひしめける |
9 | 隙間風その数条を熟知せり |
10 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
11 | 残り柿捥ぐきっかけが摑めない |
12 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
13 | 山又山山桜又山桜 |
14 | 蛇の出た穴大きくて武蔵ぶり |
15 | 虚實なく臥す冬衾さびしむも |
16 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
17 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
18 | 硝子戸の中の幸福足袋の裏 |
19 | 星空へ店より林檎あふれをり |
20 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
21 | セーターの膨らみはじめ笑ひ出す |
22 | 幹太き松の真上や寒満月 |
23 | せきをしてもひとり |
24 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
25 | 老いながらつばきとなつて踊りけり |
26 | 風花や築地おいしいもの探険 |
27 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
28 | 老骨に活力冬芽天をさす |
29 | 年越しのぎっくり腰の篦棒め |
30 | 欲望の芯のささくれ冬の蜂 |
31 | 老犬が見せる驟雨のようなまなざし |
32 | 氷菓の峯凹ます少女の堅き舌端 |
33 | なにもかも人ごとにして葛湯吹く |
34 | 冬の蜂ころび無傷の空のこす |
35 | 遺書にして艶文、王位継承その他無し |
36 | 教材に混りて香るフリージヤ |
37 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
38 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
39 | いなびかり北よりすれば北を見る |
40 | 時雨ふと紺屋の紺を濡らし去る |
41 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
42 | 約束の言問団子さくら散る |
43 | 逢ひし衣を脱ぐや秋風にも匂ふ |
44 | 芋の露連山影を正しうす |
45 | 人の世に花を絶やさず返り花 |
46 | 室咲や憂き世のあらし玻璃越しに |
47 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
48 | 鞦韆や風をはらみてみな帰る |
49 | 立冬のことに草木のかがやける |
50 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
2024年9月26日 16時24分更新(随時更新中)