現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年4月5日のデイリーキーワードランキング
1 | 花冷の闇にあらはれ篝守 |
2 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
3 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
4 | 重ね着の中に女のはだかあり |
5 | いちじくの黄落光る土管にも |
6 | 花衣ぬぐやみだるゝ恋に似て |
7 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
8 | つひに見ず深夜の除雪人夫の顔 |
9 | うすものを着て雲の行くたのしさよ |
10 | 去年今年貫く棒の如きもの |
11 | 光陰のやがて薄墨桜かな |
12 | 硝子器を清潔にしてさくら時 |
13 | 山又山山桜又山桜 |
14 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
15 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
16 | 行く春やみんな知らないひとばかり |
17 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
18 | ポンポン船の冬浪犬と殘りたり |
19 | 虚国の尻無川や夏霞 |
20 | 松の芯糸屑つけて立ちて見る |
21 | 男根担ぎ仏壇峠越えにけり |
22 | 葱坊主蓬けたまには牛吼える |
23 | 甘茶仏虹は海棠より淡く |
24 | 夜桜やうらわかき月本郷に |
25 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
26 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
27 | 鶏たちにカンナは見えぬかもしれぬ |
28 | 古九谷の深むらさきも雁の頃 |
29 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
30 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
31 | 仏生会鎌倉の空人歩く |
32 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
33 | 死が見ゆるとはなにごとぞ花山椒 |
34 | トロ押しに女もまじる山すゝき |
35 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
36 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
37 | てふてふひらひらいらかをこえた |
38 | 梅咲いて庭中に青鮫が来ている |
39 | くれなゐの色を見てゐる寒さかな |
40 | 性格が八百屋お七でシクラメン |
41 | をのこ子の小さきあぐら年新た |
42 | 春寒し水田の上の根なし雲 |
43 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
44 | 今の間のおういぬふぐり聖人去り |
45 | 枯野電車の終着駅より歩き出す |
46 | 啓蟄や兄の戦艦浮上せず |
47 | 樹々密に陽を梳り春疾風 |
48 | でで虫が桑で吹かるる秋の風 |
49 | 再びは生れ来ぬ世か冬銀河 |
50 | かもめ来よ天金の書をひらくたび |
2024年9月25日 07時11分更新(随時更新中)