現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年4月27日のデイリーキーワードランキング
1 | ものの種にぎればいのちひしめける |
2 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
5 | アイスコーヒー来てミーティング中断す |
6 | 毛虫焼く火の舌そよぐ風もなし |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
9 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
10 | 大空に長き能登ありお花畑 |
11 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
12 | 腸の先づ古び行く揚雲雀 |
13 | 英霊に身は征く日なき野分かな |
14 | 花冷の闇にあらはれ篝守 |
15 | あるけばかつこういそげばかつこう |
16 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
17 | 春や昔十五万石の城下哉 |
18 | そら豆のやうな顔してゐる子かな |
19 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
20 | 舞姫はリラの花よりも濃くにほふ |
21 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
22 | 春風にこぼれて赤し歯磨粉 |
23 | ゑんどうむき人妻の悲喜いまはなし |
24 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
25 | 善人や柿を齧ればみな寡黙 |
26 | 鴬に蔵をつめたくしておかむ |
27 | 鳥の巣に鳥が入つてゆくところ |
28 | 横たはる五尺の榾やちょろちょろ火 |
29 | ミモーザを活けて一日留守にしたベッドの白く |
30 | きれぎれの風が吹くなり菖蒲園 |
31 | パンツ脱ぐ遠き少年泳ぐのか |
32 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
33 | 白藤や揺りやみしかばうすみどり |
34 | 背景に夕日がほしいとえのころ草 |
35 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
36 | 雪残る頂き一つ国境 |
37 | 鳥も稀の冬の泉の青水輪 |
38 | 叔父の僧姪の舞妓や大石忌 |
39 | 萍の一つは頭蓋のなかにうく |
40 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
41 | 通夜までのすこし暇の昼蛙 |
42 | 松の芯みていつまでも畳の上 |
43 | 一村のうすうすといる狐雨 |
44 | 落椿ピエタの一日昏れにけり |
45 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
46 | 鴬や洞然として昼霞 |
47 | なにごともなくて三人冬の畦 |
48 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
49 | 初富士を隠さふべしや深庇 |
50 | 母の日の母のこまかき柄を択る |
2024年9月23日 22時10分更新(随時更新中)