現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年9月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 大挙して亡びの布陣曼珠沙華 |
2 | しもつけに根づき淡墨桜かな |
3 | 群峰のそれぞれ孤高十一月 |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | 散敷きし花のやさしさ褥まで |
6 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
7 | 初心ありとせば八月十五日 |
8 | 雲の峰一人の家を一人発ち |
9 | 短日や尻つぽ追ひかけ犬回る |
10 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
11 | 月明の一痕としてわが歩む |
12 | われにつきゐしサタン離れぬ曼珠沙華 |
13 | 秋風や心の中の幾山河 |
14 | 野火走るあしたはきっと血がきれい |
15 | 衣更へ逢魔が刻も華やげる |
16 | 手袋や東京駅に棲むこだま |
17 | せきをしてもひとり |
18 | 新涼や杉伐採の走り水 |
19 | 帰らなんいざ草の庵は春の風 をやめる) |
20 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
21 | 肩に来て 人懐かしや 赤蜻蛉 |
22 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
23 | 残る虫残さるる虫鳴きにけり |
24 | 鎌倉右大臣実朝の忌なりけり |
25 | 柿の木に早乙女の来てもたれけり |
26 | 秋の暮汐にぎやかにあぐるなり |
27 | 牡丹百二百三百門一つ |
28 | 今生の今芒照る鯖街道 |
29 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
30 | 長男のどこにでもゆく沓がある |
31 | 鳥帰る無辺の光追ひながら |
32 | 芋の露連山影を正しうす |
33 | 嬰生まるはるか銀河の端蹴つて |
34 | 氷菓互ひに中年の恋ほろにがき |
35 | 寒い月 ああ貌がない 貌がない |
36 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
37 | 編みかけの毛糸鬼籍の夫想ふ |
38 | 極月のどこにでもある猫の飯 |
39 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
40 | 乳房掠める北から流れてきた鰯 |
41 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
42 | 冬深みゆくほど旨き底魚 |
43 | 大らかな十勝平野の二重虹 |
44 | 焚火かなし消えんとすれば育てられ |
45 | ふうの実のほうと転げる羅漢さま |
46 | おそるべき君等の乳房夏来る |
47 | をみならも涼しきときは遠を見る |
48 | 雪暮れて森はなやかに去りゆけり |
49 | さくら咲く氷のひかり引き継ぎて |
50 | 花卍渡れば戻れぬ橋のある |
2024年9月22日 00時58分更新(随時更新中)