現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年6月22日のデイリーキーワードランキング
1 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
4 | いなびかり北よりすれば北を見る |
5 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
6 | 夏至の水呑んできれいな声を出す |
7 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
8 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
9 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
10 | 夏暁我を亡ぼす夢に覚む |
11 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
12 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
13 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
14 | 咳をしても一人 |
15 | 春や昔十五万石の城下哉 |
16 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
17 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
18 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
19 | にぎりしめにぎりしめし掌に何もなき |
20 | 梅雨晴れ間オレンジ色の過去にじみ出す |
21 | しつかりと降りしつかりと梅雨晴間 |
22 | 蜂の巣に薄陽さすよう母覚める |
23 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
24 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
25 | 恋猫の恋する猫で押し通す |
26 | ホイップの角立ちあがる薔薇の昼 |
27 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
28 | 錦木の仙骨となり父を愛す |
29 | 荒梅雨やじゆつと一気に炒めもの |
30 | たんぽぽにとおく黒人兵の野球 |
31 | いつまでもいつも八月十五日 |
32 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
33 | 麦熟るる活断層は動き止む |
34 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
35 | いっせいに毛虫孵りて毛虫に会う |
36 | 石に腰を、墓であつたか |
37 | あじさいに心変わりや恋みくじ |
38 | 海開き水平線を囲む腕 |
39 | 議事堂へ一喝二渇はたた神 |
40 | 天地の息合ひて激し雪降らす |
41 | 愛を言ふ力残さむ大夕焼 |
42 | 死化粧して水色桔梗なりぬ |
43 | サングラスはずしてからの国訛 |
44 | 葉桜の真下で何をくはだてる |
45 | 半夏生鰭長き魚切らるるよ |
46 | 夕釣や蛇のひきゆく水脈あかり |
47 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
48 | 芋の露連山影を正しうす |
49 | 草ぼうぼう母は鬼道に耽るなり |
50 | 雷鳥や雪ややとけて五月晴 |
2024年9月23日 23時45分更新(随時更新中)