現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年2月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 涼風の一塊として男来る |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 春の海まつすぐ行けば見える筈 |
4 | 柔肌の内なる滾り雨水かな |
5 | 早苗饗の人も乗せたる佐渡通ひ |
6 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
7 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
8 | 菜の花や菜の花色の汽車がくる |
9 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
10 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
11 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
12 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
13 | 入れものが無い両手で受ける |
14 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
15 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
16 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
17 | 剪定をじっと見ている尉鶲 |
18 | よろこびはかなしみに似し冬牡丹 |
19 | 夕方の影あいまいに春障子 |
20 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
21 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
22 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
23 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
24 | 鉈かたかた雪根開きの父帰る |
25 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
26 | いつよりか遠見の父が立つ水際 |
27 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
28 | クロッカス黄色まず咲き佳き世であれ |
29 | 春節の赤から赤を泳ぎゆく |
30 | ものの種にぎればいのちひしめける |
31 | 紋白蝶生るればすぐに影もらふ |
32 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
33 | 初蝶の戯れ黄色零しゆく |
34 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
35 | 青嵐いまぞ阿修羅の六臂欲し |
36 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
37 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
38 | 忽然と地から湧き出すクロッカス |
39 | 装うこと諦めたから鍋磨く |
40 | 旦暮の蜩の木を?み立つ |
41 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
42 | 膝立てて眠れぬ夜の花便り |
43 | 昼凪のわが言葉のみ揺るるなり |
44 | みんな夢雪割草が咲いたのね |
45 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
46 | 野に出ればひとみなやさし桃の花 |
47 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
48 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
49 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
50 | 磔像の全身春の光あり |
2024年4月25日 22時03分更新(随時更新中)