現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年3月14日のデイリーキーワードランキング
1 | 百千鳥もつとも烏の声甘ゆ |
2 | 岸であることに疲れて彼岸過ぎ |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 道へ出て木の夜叉ぶしの豊年か |
5 | さくら咲くことを忘れて日が沈む |
6 | 外套の裏は緋なりき明治の雪 |
7 | あさあさと日の漣や蝌蚪の水 |
8 | 一壺酒に仲秋無月なるもよし |
9 | 芽ぐむかと大きな幹を撫でめぐり |
10 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
11 | しぐるるや目鼻をわかず火吹竹 |
12 | 海中に都ありとぞ鯖火もゆ |
13 | 海に向く車席なかばに残暑の陽 |
14 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
15 | 葉桜の中の無数の空さわぐ |
16 | 綾とりや小鳥殺しの春の雪 |
17 | 早春の庭をめぐりて門を出でず |
18 | 菜の花は古来しなう身笛太鼓 |
19 | 炎日の読み書くも臍密にして |
20 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
21 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
22 | うごけば、寒い |
23 | 死ねば野分生きてゐしかば争へり |
24 | すれ違ふ春の峠の樽と樽 |
25 | 青が尾を曳きて草矢の虚空かな |
26 | 鐘を打ち晩夏の雲の湧くを待つ |
27 | 永遠の月氏を憶う野分前 |
28 | ダンサーになろか凍夜の駅間歩く |
29 | 待つ人のゐる明るさの春灯 |
30 | 多佳子忌の高階に泛くエレベーター |
31 | 月近く擬宝珠の花頭踏む |
32 | 狐嫁入るかと仰ぐ一の午 |
33 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
34 | 葉桜のかげに古びし季節くる |
35 | 文旦に指入れて雨ふるさとに |
36 | 火と話し水と話して冬ごもり |
37 | 火に仕へ母黒豆を黒く煮る |
38 | ぬるるもの冬田に無かり雨きたる |
39 | 一桶の藍流しけり春の川 |
40 | 雨はじく傘過ぎゆけり草餅屋 |
41 | 日にいちど入る日は沈み信天翁 |
42 | 戦ひは闌けたりをんな単純に |
43 | すなあらし私の頭は無数の斜面 |
44 | チンドン屋枯野といへど足をどる |
45 | 古手拭蟹のほとりに置きて糞る |
46 | 子を殴ちしながき一瞬天の蝉 |
47 | いつも来る綿虫のころ深大寺 |
48 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
49 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
50 | 青梅の臀うつくしくそろひけり |
2024年9月26日 21時17分更新(随時更新中)