現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年2月9日のデイリーキーワードランキング
1 | 日本の朝顔がまた毀れそう |
2 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
3 | 嵯峨野路の竹さわさわと春立ちぬ |
4 | 初午や物音ひびく部屋の壁 |
5 | 匙なめて金縷梅圏といふところ |
6 | 全長に回りたる火の秋刀魚かな |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 落椿われならば急流へ落つ |
9 | 十薬や才気ささふるもの狂気 |
10 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
11 | うすものの中より銀の鍵を出す |
12 | 初午やはたと閉ざせし鮮魚店 |
13 | 何となく寒いと我は思ふのみ |
14 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
15 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
16 | まんさくへまた立ちかえる風の父 |
17 | つららどもいろはにほへとつららども |
18 | 今生の別れを知らず門の薔薇 |
19 | いそがしきことのさみしきみそさざい |
20 | いそがしや木の芽草の芽天が下 |
21 | みちのくの星入り氷柱われに呉れよ |
22 | 編隊機轟々と少女健啖なり |
23 | 剪定の枝のとび散る通学路 |
24 | 流れたる花屋の水の氷りけり |
25 | あなたが死んで宿り木に雪我に雪 |
26 | 人の世をおおかたは生き夏椿 |
27 | いつせいにきのこ隠るる茸狩 |
28 | 廃線の駅ぽつねんと虫時雨 |
29 | 少年の遠まなざしや日脚のぶ |
30 | 硝子戸の中の幸福足袋の裏 |
31 | まんさくやいま山姥の面会い |
32 | 人の世に花を絶やさず返り花 |
33 | あたたかやしきりにひかる蜂の翅 |
34 | 万蕾の梅や鎌倉波の音 |
35 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
36 | 花辛夷墓をたづねて空ふかき |
37 | 巌噛むは冬濤すべて三角波 |
38 | 歩を返す春愁の象同じ地に |
39 | 土の上を利根は流るる蛇は渡る |
40 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
41 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
42 | 春近し雪にて拭う靴の泥 |
43 | 行春を琴掻き鳴らし掻き乱す |
44 | 海に出て木枯帰るところなし |
45 | ポランまで武蔵野線の下萌えて |
46 | 噴水や人より多き鳥の恋 |
47 | 深雪晴れ白きつむぎを織る娘 |
48 | 松すぎの屋根にはじまる猫の恋 |
49 | 冬深し柱の中の濤の音 |
50 | 山桜雪嶺天に声もなし |
2025年8月29日 07時15分更新(随時更新中)