現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年8月11日のデイリーキーワードランキング
1 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 海に出て木枯帰るところなし |
4 | 地球儀のあをきひかりの五月来ぬ |
5 | 九年母や頑固を通す生きっぷり |
6 | おそるべき君等の乳房夏来る |
7 | 八月や六日九日十五日 |
8 | スケートの紐むすぶ間も逸りつつ |
9 | 生命線が今日も農機を握りしむ |
10 | 鳴り止まぬ耳鳴り今日も もどり寒 |
11 | 緋牡丹の散りて己を納めたる |
12 | 揚羽より濃き影もちて爭わず |
13 | 吾を容るる故郷や月の一本道 |
14 | 天の川小さくあれど志 |
15 | 夜の航武器のごとくにバナナを持ち |
16 | 満天の星に旅ゆくマストあり |
17 | ふるさとは海に溺れよ茜雲 |
18 | 寒雀身を細うして闘へり |
19 | 分け入つても分け入つても青い山 |
20 | 生き難き刻午後にありきりぎりす |
21 | 手元から日の暮れゆくや凧 |
22 | 燦々と台風一過カレー煮よ |
23 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
24 | 木枯の一番星は火の雫 |
25 | 蜻蛉行く後ろ姿の大きさよ |
26 | けふの月馬も夜道を好みけり |
27 | うしろより初雪降れり夜の町 |
28 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
29 | 梅が香や流行出したる白博多 |
30 | 落蝉にまだ飛ぶ命残りをり |
31 | 梅根性また柿根性二月来る |
32 | 紅濃きも影を生まざる寒牡丹 |
33 | 予言なし船の上なる旱星 |
34 | 薫風の起点何処かに天の洞 |
35 | 用のなき雪のただ降る余寒かな |
36 | 追伸を思わず長く秋の蟬 |
37 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
38 | さわやかにおのが濁りをぬけし鯉 |
39 | 舟を呼ぶこゑは流れて揚雲雀 |
40 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
41 | 餅花を見上ぐるたびに華やぎて |
42 | 大阪に三日月あがり日短かし |
43 | 腹底に逆波起つる青嵐 |
44 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
45 | 紫陽花のみな玲瓏をもちきたる |
46 | 過ぎる夏戻れば白き飯茶碗 |
47 | 蝉の亡骸裏返りしは約束 |
48 | まつろはぬ蝦夷の末裔木まじなひ |
49 | 風立ちて止むに止まれぬ盆踊り |
50 | 頭悪き日やげんげ田に牛暴れ |
2024年9月27日 06時16分更新(随時更新中)