現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年5月26日のデイリーキーワードランキング
1 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
2 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
3 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
4 | 厚餡割ればシクと音して雲の峰 |
5 | あるときは船より高き卯浪かな |
6 | 水面に油紋のみどり蝉の昼 |
7 | 我が声の吹き戻さるる野分かな |
8 | 門涼み新湯古湯のホテルかな |
9 | うっかりと豆腐つかみて荒紅葉 |
10 | 押入の似合ふおひとや秋の暮 |
11 | 雀隠れ時間どんどん減つてゆく |
12 | 口開いて矢大臣よし初詣 |
13 | 蛍火や疾風のごとき母の脈 |
14 | ちさい子の走りてあがる凧 |
15 | 逃げ水追うよう人が人殺め |
16 | なにほどの快楽か大樹揺れやまず |
17 | 木の実入れるまでポケツトに風騒ぐ |
18 | 遠郭公からまつは青噴きやまず |
19 | ほほえめばえくぼこぼるる暖炉かな |
20 | 諍ひのあとの淋しき彼岸寒 |
21 | 焼岳のこよひも燃ゆる新樹かな |
22 | 山の色釣り上げし鮎に動くかな |
23 | 太陽の出でて没るまで青岬 |
24 | 竈火赫とただ秋風の妻を見る |
25 | 僧形の魚をたどれば花あやめ |
26 | 臘八や雪をいそげる四方の嶺 |
27 | 年新た思いめぐらす十年後 |
28 | 寒たまご 掌の上に地球の重さ |
29 | 婿殿に慕われている花蜜柑 |
30 | 眼をとぢて佛とおなじ薫風裡 |
31 | 爪切つたゆびが十本ある |
32 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
33 | 夏来る人格二つたずさえて |
34 | 雑炊もみちのくぶりにあはれなり |
35 | オリーブは眠れる木なり野分だつ |
36 | やつぱり一人はさみしい枯草 |
37 | 気休めに貼る湿布薬いわし雲 |
38 | 壺にして深山の朴の花ひらく |
39 | 駒ヶ根に日和定めて稲の花 |
40 | 爽籟や試歩伸ばし行く夫の背ナ |
41 | 音楽を降らしめよ夥しき蝶に |
42 | 光堂かの森にあり銀夕立 |
43 | ものの種にぎればいのちひしめける |
44 | 一耕人他には里の山三つ |
45 | 探梅やみささぎどころたもとほり |
46 | 紅梅やおくるみの嬰笑みかえす |
47 | 初富士にかくすべき身もなかりけり |
48 | 狼は亡び木霊は存ふる |
49 | つくづくと黴面白き墨の尻 |
50 | 串柿の百並びたる句友の笑み |
2024年6月17日 23時58分更新(随時更新中)