現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年9月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
2 | 荒々と花びらを田に鋤き込んで |
3 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
4 | いきいきと三月生る雲の奧 |
5 | 彼一語我一語秋深みかも |
6 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
7 | しぐるるや駅に西口東口 |
8 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
9 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
10 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
11 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
12 | くらやみに蝌蚪の手足が生えつつあり |
13 | これ着ると梟が啼くめくら縞 |
14 | しぐるるやくだまくひとの衿糞 |
15 | たち泳ぎして友情を深うせり |
16 | ひつそりと蝌蚪の爆発三鬼の死 |
17 | 二日はや雀色時人恋し |
18 | 今日も干す昨日の色の唐辛子 |
19 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
20 | 家毎に地球の人や天の川 |
21 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
22 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
23 | 恋ふたつレモンはうまく切れません |
24 | 日常や椿一輪が重たし |
25 | 早立ちの声過ぎゆけり露葎 |
26 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
27 | 灯台のように遠くて裸足です |
28 | 邇ォ瑰や今も沖には未来あり |
29 | 終戦の夜汽車愛と死立ちて読む |
30 | 胸もとにみづうみ匂ふ星まつり |
31 | 花うばらふたたび堰にめぐり合ふ |
32 | 足の立つ嬉しさに萩の芽を検す |
33 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
34 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
35 | 青嵐愛して鍋を歪ませる |
36 | 風船をつれコスモスの中帰る |
37 | 黒猫ありきらきらの眼は菱の実 |
38 | 黒猫の伸び縮みする桃畠 |
39 | あはれこの瓦礫の都 冬の虹 |
40 | ある夜月に富士大形の寒さかな |
41 | ある闇は蟲の形をして哭けり |
42 | うつし世に浄土の椿咲くすがた |
43 | おそるべき君等の乳房夏来る |
44 | ここに着く三角倉庫のならぶ港 |
45 | しぐるるや僧も嗜む実母散 |
46 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
47 | すきとおるそこは太鼓をたたいてとおる |
48 | ずぶぬれて犬ころ |
49 | たふれたる麦の車の輪が廻る |
50 | たましいを鎮めて昏し烏瓜 |
2024年4月27日 07時18分更新(随時更新中)