現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年4月27日のデイリーキーワードランキング
1 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
2 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
3 | 七十路や新しき事弥生道 |
4 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
5 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
6 | 日輪をこぼるる蜂の芥子にあり |
7 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
8 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
9 | 蝶になる途中九億九光年 |
10 | 宵寝して年越蕎麦に起こさるる |
11 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
12 | 蜥蜴の尾鋼鉄光りや誕生日 |
13 | 春の野へ乗って行こうか縄電車 |
14 | いきいきと三月生る雲の奧 |
15 | 花満ちて青一点も零さざる |
16 | 落椿あの娘走れば鈴が鳴る |
17 | 短夜や枕の底の私鉄線 |
18 | 花大根人を見つめていてはにかむ |
19 | 星空へ店より林檎あふれをり |
20 | くちなしの崩れる雨の競輪場 |
21 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
22 | ぱつぱつと紅梅老樹花咲けり |
23 | 方丈の大庇より春の蝶 |
24 | 其中に金鈴をふる虫一つ |
25 | 街灯は夜霧にぬれるためにある |
26 | 地球凍てぬ月光之を照しけり |
27 | 死骸や秋風かよふ鼻の穴 |
28 | 本当は菊人形に見られけり |
29 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
30 | 天空に万朶のひかりさくらんぼ |
31 | 白藤や代々の女の伏瞼 |
32 | 散り急ぐ花の生き方上手かな |
33 | 水張田の風白ければ通り過ぐ |
34 | 背泳ぎの空のだんだんおそろしく |
35 | 銀漢に触れて尾となる天塩川 |
36 | 臍出しの乙女見逃すはたた神 |
37 | 指先に痩せてゆく空夏あざみ |
38 | 高々と蝶こゆる谷の深さかな |
39 | 芋団子汗の童べの膝に肩に |
40 | 春尽きて山みな甲斐に走りけり |
41 | 木雫は雨より太し青楓 |
42 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
43 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
44 | 百幹の青そそり立つ竹の秋 |
45 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
46 | ぶらぶらを春の河まで棄てにゆく |
47 | まぼろしの鹿はしぐるるばかりなり |
48 | やつぱり一人はさみしい枯草 |
49 | くもることわすれし空のひばりかな |
50 | 梨咲くと人にはぐるる心地せり |
2024年9月27日 05時58分更新(随時更新中)