現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年7月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
3 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
4 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
5 | 日本海に稲妻の尾が入れられる |
6 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
7 | 星空へ店より林檎あふれをり |
8 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
9 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
10 | 霜つよし蓮華とひらく八ヶ嶽 |
11 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
12 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
13 | 去年今年まだ生きてゐるどつこいしよ |
14 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
15 | 彎曲し火傷し爆心地のマラソン |
16 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
17 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
18 | 分け入つても分け入つても青い山 |
19 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
20 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
21 | せきをしてもひとり |
22 | たんぽぽたんぽぽ砂浜に春が目を開く |
23 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
24 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
25 | 神慮今鳩をたたしむ初詣 |
26 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
27 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
28 | 行水の女にほれる烏かな |
29 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
30 | 銀盆もゆめの山河や煮くずれて |
31 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
32 | 砂の如き雲流れ行く朝の秋 |
33 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
34 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
35 | 春の風水雛岸へとたぐり寄せ |
36 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
37 | 桜鯛かなしき目玉くはれけり |
38 | 己が色に咲くほかはなし寒椿 |
39 | サルビアよ一度も母を抱かざりし |
40 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
41 | 秋鶏が見てゐる陶の卵かな |
42 | 風花や首を揃へてフラミンゴ |
43 | 秋落暉水平線のその先は |
44 | 結界の落し文とて掃かれけり |
45 | うまぐさい紫陽花を背負って帰るなり |
46 | 黄落や禽獣虫魚目玉澄む |
47 | 月光の射たる青あり木の林檎 |
48 | 風紋は神の庭めき寒に入る |
49 | 芋の露連山影を正しうす |
50 | 花散るや瑞々しきは出羽の国 |
2024年4月26日 11時32分更新(随時更新中)