現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年7月28日のデイリーキーワードランキング
1 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
2 | 海に出て木枯帰るところなし |
3 | 重ね着の中に女のはだかあり |
4 | 紅葉ぬくく鳥羽絵の兎現はれし |
5 | 横文字の新聞燃やす三鬼の忌 |
6 | ある日幹に白糸曳いて兜虫 |
7 | 柔かく女豹がふみて岩灼くる |
8 | 星月夜一本杉になりすます |
9 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
10 | わが山河まだ見尽さず花辛夷 |
11 | 四方に水勢高千穂人に夏来たり |
12 | 梅雨の河見えざるものへ網を打つ |
13 | 衣更鼻たれ餓鬼のよく育つ |
14 | 原爆忌いま地に接吻してはならぬ |
15 | 蜜柑島喨々の音いくたびも |
16 | 倒・裂・破・崩・礫の街寒雀 |
17 | うちの蝶としてとんでいるしばらく |
18 | 寝床まで月を入れ寝るとする |
19 | 古里にふたりそろひて生身魂 |
20 | さきだてる鵞鳥踏まじと帰省かな |
21 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
22 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
23 | 比べあふ菱の実鬼の顔をせり |
24 | さくら咲くことを忘れて日が沈む |
25 | あお向きしとき月ありぬ一つの月 |
26 | 爛々と虎の眼に降る落葉 |
27 | たはぶれに美僧をつれて雪解野は |
28 | 春耕の田や少年も個の數に |
29 | 草木より人翻る雁渡し |
30 | 昼寄席に晒井の声きこえけり |
31 | 人恋へば夕べ笹の葉清し清し |
32 | 日の出拝む日焼の顔の列びけり |
33 | どの家にも修羅一人あり墓洗ふ |
34 | 笹鳴や春待ち給ふ仏達 |
35 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
36 | 兄以上恋人未満掻氷 |
37 | 紅葉して桜は暗き樹となりぬ |
38 | 空海の混じりておりし蕗の薹 |
39 | 温泉烟に吹かれて返す道おしえ |
40 | 家見えてふいの火明り栗林 |
41 | 朝顔や母の白地は蔵のなか |
42 | 雨傘を横に払うて親鸞忌 |
43 | 頭の中で白い夏野となつている |
44 | 燈心草日暮れ人の名呼ぶやうに |
45 | 青大将殺してだるき日の丸や |
46 | おそるべき君等の乳房夏来る |
47 | 窓大きくて夏雲の悲喜も見ゆ |
48 | たばしるや鵙叫喚す胸形変 |
49 | 六月の真夜の家裂く金の馬 |
50 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
2024年9月21日 14時32分更新(随時更新中)