現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年9月7日のデイリーキーワードランキング
1 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
2 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
3 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
4 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
5 | 螢獲て少年の指みどりなり |
6 | 星空へ店より林檎あふれをり |
7 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
8 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
9 | あきかぜのふきぬけゆくや人の中 |
10 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
11 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
12 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
13 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
14 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
15 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
16 | 重ね着の中に女のはだかあり |
17 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
18 | 泡立草嫌われようと好きは好き |
19 | 花冷や吾に象牙の聴診器 |
20 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
21 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
22 | ものの種にぎればいのちひしめける |
23 | 黒髪の流れるほどに水澄めり |
24 | この道しかない春の雪ふる |
25 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
26 | 子規逝くや十七日の月明に |
27 | 水やれば草むすかばね匂いけり |
28 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
29 | どこからが人の領分遠郭公 |
30 | 八月や六日九日十五日 |
31 | 秋風やひとさし指は誰の墓 |
32 | ペダル踏む海の底めく青葉闇 |
33 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
34 | 葉桜の夕べかならず風さわぐ |
35 | をととひのへちまの水も取らざりき |
36 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
37 | 秋の水水琴窟の音となり |
38 | 冬三日月のふたつの尖り繋ぎたし |
39 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
40 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
41 | 秋の海佐渡とおぼしき点一つ |
42 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
43 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
44 | 深山蝶飛ぶは空気の燃ゆるなり |
45 | あざみ汁すする旦や五色原 |
46 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
47 | ドーナツの穴のしわざに春の鬱 |
48 | 風よ水よ人よ微々として秋気 |
49 | 方丈の大庇より春の蝶 |
50 | 百態の人の一人は汗拭けり |
2024年4月18日 10時36分更新(随時更新中)