現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年4月22日のデイリーキーワードランキング
1 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
2 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
3 | 鞦韆をゆらして老を鞣しけり |
4 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
5 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
6 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
7 | いつよりか遠見の父が立つ水際 |
8 | 覗く子にスクラムを解く蝌蚪の国 |
9 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
10 | 夏霧につまずいている私です |
11 | 彼一語我一語秋深みかも |
12 | 木曽川の今こそ光れ渡り鳥 |
13 | 愛国も売国もみな着ぶくれて |
14 | 白菊の白妙甕にあふれける |
15 | ゆらぎ見ゆ百の椿が三百に |
16 | ひそひそと花かたくりよ金谷宿 |
17 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
18 | ここ涼しかしこ涼しと座をかへて |
19 | 黒きもの暗に飛び行く焚火かな |
20 | 花馬酔木一と粒づつ吾れ一と日づつ |
21 | 海に出て木枯帰るところなし |
22 | 壷にして深山の朴の花ひらく |
23 | しんしんと寒さがたのし歩みゆく |
24 | 訪ね来し 淡墨桜のオーラかな |
25 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
26 | 三伏の穢に鳴く荒鵜かな |
27 | 余花の蝶しばらく波にあそびけり |
28 | 病む人へ静かに送る団扇風 |
29 | 死*神と別れ風船虫とゐる |
30 | 己が羽の抜けしを啣へ羽抜鶏 |
31 | 生涯の恋の数ほど曼珠沙華 |
32 | 重ね着の中に女のはだかあり |
33 | 余生とはこんな日々かも種を採る |
34 | 腸のない秋刀魚新築分譲地 |
35 | 実朝の歌ちらと見ゆ日記買ふ |
36 | さくらさくやしきあやしきさくらさく |
37 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
38 | さくら咲きあふれて海へ雄物川 |
39 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
40 | ああといひて吾を生みしか大寒に |
41 | 浅蜊の舌別の浅蜊の舌にさはり |
42 | 青あらし神童のその後は知らず |
43 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
44 | 子猫ねむしつまみ上げられても眠る |
45 | 軍艦が沈んだ海の 老いたる鷗 |
46 | ああ暗い煮詰まっているぎゅうとねぎ |
47 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
48 | もじずりの咲きて墓への道遠く |
49 | とある朝 ボレロのような秋の雲 |
50 | 露草や飯吹くまでの門歩き |
2024年4月26日 10時27分更新(随時更新中)