現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年12月11日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 酉年の酉の街ゆきはぐれけり |
5 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | こころざしきらきらと雪迎え |
8 | 秋の夜の憤ろしき何々ぞ |
9 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
10 | 旧友の便り鰆の季と書けり |
11 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
12 | ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう |
13 | ところてん煙のごとく沈みをり |
14 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
15 | 友よ我は片腕すでに鬼となりぬ |
16 | 鶏頭の 十四五本もありぬべし |
17 | 落葉落葉落葉の中の朴落葉 |
18 | しぐるるや駅に西口東口 |
19 | 鴨寄れる夕日伸べたる水面かな |
20 | せきをしてもひとり |
21 | 林檎の木ゆさぶりやまず逢いたきとき |
22 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
23 | 水枕ガバリと寒い海がある |
24 | 起立礼着席青葉風過ぎた |
25 | 黒き蝶ゴッホの耳を殺ぎにくる |
26 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
27 | あんかうや孕み女の釣るし斬り |
28 | 海苔干すや海堡に浪のおとろへず |
29 | 倒れたる案山子の顔の上に天 |
30 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
31 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
32 | 朧夜のむんずと高む翌檜 |
33 | 秋晴や草生の中の苜宿 |
34 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
35 | 山河はや冬かがやきて位に即けり |
36 | ふくろうはふくろうでわたしはわたしでねむれない |
37 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
38 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
39 | 冬深し柱の中の濤の音 |
40 | いづくにも苦海の見えぬ雪真白 |
41 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
42 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
43 | 絶壁の闇*剥がされる寒茜 |
44 | 雑木林に石や三日月それで終り |
45 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
46 | 厠出て忘年会に戻りけり |
47 | 冬かもめ真昼は大きな忘れもの |
48 | 蕩々と闇に綺羅ひく冬銀河 |
49 | ゆらぎ見ゆ百の椿が三百に |
50 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
2024年9月21日 14時43分更新(随時更新中)