現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年11月1日のデイリーキーワードランキング
1 | 海に出て木枯帰るところなし |
2 | 霜月の足から老ゆる不覚かな |
3 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
4 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
5 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
6 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
7 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
8 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
9 | 一切の行蔵寒にある思ひ |
10 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
11 | 羅漢午次郎偲ぶ上総の新走り |
12 | スケートの紐むすぶ間も逸りつつ |
13 | 光る時光は波に花芒 |
14 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
15 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
16 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
17 | 星空へ店より林檎あふれをり |
18 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
19 | ものの種にぎればいのちひしめける |
20 | 春立つや足ぶらぶらと肩車 |
21 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
22 | 十三夜頬杖か転寝か決める |
23 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
24 | 高千穂の雲からげ喰ふ蟾蜍 |
25 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
26 | 先生が瓜盗人でおはせしか |
27 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
28 | 頂上や殊に野菊の吹かれ居り |
29 | 寄せ鍋のあとを過ぎゆく夜汽車かな |
30 | 末枯れの川いっぽんが生きている |
31 | 木の梢に父きて怺へ怺へし春 |
32 | こほろぎのこの一徹の貌を見よ |
33 | ふるさとは海に溺れよ茜雲 |
34 | 口笛を吹く唇に冬立てり |
35 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
36 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
37 | 灯をともし潤子のやうな小さいランプ |
38 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
39 | 沈丁や一と夜のねむり層なせる |
40 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
41 | たんぽぽたんぽぽ砂浜に春が目を開く |
42 | 早乙女の唄ひつつ入る深田かな |
43 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
44 | 死ねば野分生きてゐしかば争へり |
45 | 同窓会へ行き度いつもり春帽子 |
46 | 月光や亡夫の口笛犬呼べり |
47 | 修善寺の風のかそけき紅葉かな |
48 | そら豆はまことに青き味したり |
49 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
50 | 老斑の輝いてあり里神楽 |
2024年4月24日 21時04分更新(随時更新中)