現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年2月28日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | 冬蜂の死に所なく歩きけり |
3 | 日々重く声も大きく梅ふふむ |
4 | 嵯峨野路の竹さわさわと春立ちぬ |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 春蘭の袴より出づ山の音 |
7 | 校門を出て無口なる卒業子 |
8 | せきをしてもひとり |
9 | 茅花野のそよ風人を励ましむ |
10 | 杉花粉核の世に嚔充満す |
11 | 除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり |
12 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
13 | 雛飾りつつふと命惜しきかな |
14 | 啓蟄や指輪廻せば魔女のごと |
15 | 夕東風や海の船ゐる隅田川 |
16 | 農を捨て東京で蒔く茄子の種 |
17 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
18 | 補陀落の海を鎮めし十三夜 |
19 | 悪なれば色悪よけれ老の春 |
20 | ゆく雁やふたたび声すはろけくも |
21 | 伊予柑の手秤でよし朝の市 |
22 | さくらさくら空に別れを惜しむなり |
23 | 雷鳥の遊ぶ岩根の捨扇 |
24 | 鶯と語らいてゆく試歩の径 |
25 | 禅堂へ入らむ蟹の高歩き |
26 | 稲雀黄色い声に白い声 |
27 | 陽へ病む |
28 | 冬の霧宙に遊べる筑波山 |
29 | ワイシャツの襟に厚紙さくら咲く |
30 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
31 | 雪解けの川が本気になっている |
32 | さむきわが影とゆき逢ふ街の角 |
33 | ものの種にぎればいのちひしめける |
34 | 手術野に臍があるなりひつそりと |
35 | 鯛は美のおこぜは醜の寒さかな |
36 | 少年や六十年後の春の如し |
37 | 不揃いの青春が好き蘆の角 |
38 | 剪定の枝のとび散る通学路 |
39 | 雑然と休耕田に春北風 |
40 | さくら咲き心足る日の遠まわり |
41 | 動かねば何も変わらず 木の芽風 |
42 | 見えざるもの見んと桜の中にゐる |
43 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
44 | 雪山に一切埋めし心のはず |
45 | ひとひらの蝶の黄色い浮力かな |
46 | 自転車で鳩分けてゆく恵方かな |
47 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
48 | ニコライの鐘の愉しき落葉かな |
49 | 山頂のぎすと見てゐる大没日 |
50 | 芽起しの雨読みさしの本匂う |
2024年4月26日 07時20分更新(随時更新中)