現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年4月15日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 酔漢の睡りの中も飛花落花 |
3 | 飛花落花命ひらひらしていたる |
4 | ちるさくら海あをければ海へちる |
5 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
6 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
7 | 藍壺に泥落したる燕かな |
8 | 月光は靄に蘆花庵あやめ咲く |
9 | 早春とは母に呼吸のありしこと |
10 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
11 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
12 | 腰紐は母の手作り花衣 |
13 | 白露に薄薔薇色の土龍の掌 |
14 | てんぷらやすでに鰭張る今年鯊 |
15 | 蟻地獄人に心の闇ありぬ |
16 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
17 | 家々や菜の花いろの燈をともし |
18 | 寒林に透かれひとつの日を得たり |
19 | 桐の花調子とる子の一輪車 |
20 | やわらかな風に溺れて糸柳 |
21 | 一樹にして森なせりけり百千鳥 |
22 | 雀とぶ炎天くすりのみをれば |
23 | ひととせにひとつの春や技芸天 |
24 | 一日中誰かゐる冬木のうしろ |
25 | メロンの香に溺れ病閑睡りしか |
26 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
27 | 薔薇崩る無声映画をみるごとく |
28 | 大寺の鴟尾に柳絮ただよえり |
29 | 落葉松の月夜に誘ひ念仏講 |
30 | 一人住む反省してる四月馬鹿 |
31 | よき家に泊まり重ねて朝桜 |
32 | 糸瓜の水げらげら笑うほど溜まり |
33 | 爛漫の桜や母の柩いく |
34 | 寒雁の翔つ墓山の雷音生れて |
35 | 破れ芭蕉未完の男手をひろげ |
36 | 初凪や平均余命まで歩く |
37 | 幾度も雪の深さを尋ねけり |
38 | 抽出しの風も替へけり更衣 |
39 | 光陰を少し残して紫木蓮 |
40 | ふらり来て胸へ寄せしの冬の毬 |
41 | 大雪やからすも鳴かぬ杜の朝 |
42 | たまねぎのたましひいろにむかれたり |
43 | 寒卵立てて東京ホテルに居る |
44 | 喪ごころに言葉こもらふ藤の下 |
45 | 海に出て木枯帰るところなし |
46 | 考える人は考え昭和の日 |
47 | 悉く全集にあり衣被 |
48 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
49 | ぬるるもの冬田に無かり雨きたる |
50 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
2025年8月29日 03時58分更新(随時更新中)