現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年10月8日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 水枕ガバリと寒い海がある |
5 | いなびかり北よりすれば北を見る |
6 | 泳ぎより歩行に移るその境 |
7 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
8 | 月蝕下大根おろしがうまくすれた |
9 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
10 | 月蝕まつみずから遺失物となり |
11 | 鰡とんで水族館はにぎわえり |
12 | 七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ |
13 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
14 | 慈母なりし悲母なりしとも冬椿 |
15 | 大いなるものが過ぎ行く野分かな |
16 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
17 | 大寒の一戸もかくれなき故郷 |
18 | 仙人掌の花饒舌に赤い月 |
19 | 青竹が熟柿のどれにでも届く |
20 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
21 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
22 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
23 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
24 | 古稀といふ春風にをる齢かな |
25 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
26 | 分け入つても分け入つても青い山 |
27 | 方丈の大庇より春の蝶 |
28 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
29 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
30 | 霧月夜美して一夜ぎり |
31 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
32 | 曖昧な日本人のわたし赤い蟹 |
33 | 鳥雲に拾ふともなきますほ貝 |
34 | 良寛と遊んでしまふ雪をんな |
35 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
36 | 一月の川一月の谷の中 |
37 | 台風一過あすからはダイエット |
38 | かなしきかな性病院の煙出 |
39 | 星空へ店より林檎あふれをり |
40 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
41 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
42 | 親捨てて子に捨てらるる春火鉢 |
43 | 水の色は水色だから秋明菊 |
44 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
45 | 七夕や広げて見入る青写真 |
46 | 夜学子の二時間目より輝けり |
47 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
48 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
49 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
50 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
2024年3月29日 19時38分更新(随時更新中)