現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年7月21日のデイリーキーワードランキング
1 | かなぶんや美田残さず残されず |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | せきをしてもひとり |
4 | をととひのへちまの水も取らざりき |
5 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
6 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
7 | 青林檎汝が口紅のいろにじむ |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 地下鉄にかすかな峠ありて夏至 |
10 | 庭石に梅雨明けの雷ひびきけり |
11 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
12 | 星空へ店より林檎あふれをり |
13 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
14 | 一湾の潮しづもるきりぎりす |
15 | かくれんぼ三つかぞえて冬となる |
16 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
17 | おそるべき君等の乳房夏来る |
18 | 真中より明ける気配や夏の湖 |
19 | 青春の過ちの嵩かき氷 |
20 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
21 | 己が影を慕うて這へる地虫かな |
22 | ハミングで歌ふ賛美歌花ミモザ |
23 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
24 | 生きて仰ぐ空の高さよ赤蜻蛉 |
25 | 高齢化バナナの皮と同化する |
26 | 茅の輪くぐる胸ぐらという薄明かり |
27 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
28 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
29 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
30 | 白山の夕茜せり初炊ぎ |
31 | 蝶の空七堂伽藍さかしまに |
32 | 熱帯魚はみだしそうなアイライン |
33 | 緑蔭や矢を獲ては鳴る白き的 |
34 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
35 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
36 | 口開いて矢大臣よし初詣 |
37 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
38 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
39 | 蝗々と河豚を食べたる通り雨 |
40 | 生きかはり死にかはりして打つ田かな |
41 | ぼうたんのひとつの花を見尽くさず |
42 | 青田波イエスも釈迦も現れず |
43 | 逆緑の人昼寝の猫をつつくなり |
44 | 滅び初む桃より見えし歩兵かな |
45 | 藁屋根の雪解しづくは珠となり |
46 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
47 | 敬礼の指から青枯れていたり |
48 | 夏山の大木倒す谺かな |
49 | 大落暉今に点火の枯すすき |
50 | こんなところに志功跣の神・仏 |
2024年9月25日 01時50分更新(随時更新中)