現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年1月11日のデイリーキーワードランキング
1 | 柊の花一本の香りかな |
2 | 去年今年貫く棒の如きもの |
3 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
4 | 水枕ガバリと寒い海がある |
5 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
6 | ものの種にぎればいのちひしめける |
7 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
8 | 熱燗に噎せて老残窮まれり |
9 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
10 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | 火はわが胸中にあり寒椿 |
13 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
14 | 声とほる鏡開きや春隣 |
15 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
16 | 蛇衣を脱ぐ身の長さかこちつつ |
17 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
18 | うまれ死ぬならい身内のもがり笛 |
19 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
20 | 寒月にひしめく石を何故去らぬ |
21 | 春の土荒れて筋ひく竹箒 |
22 | 芹茹でて昔の恋は苦かりし |
23 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
24 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
25 | 地に低く幸せありと福寿草 |
26 | あをあをと空を残して蝶分れ |
27 | 寒すずめ小学校の水飲み場 |
28 | 梅咲いて庭中に青鮫が来ている |
29 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
30 | 書初めやをさなおぼえの万葉集 |
31 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
32 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
33 | 初雀曙光といふつばさあり |
34 | みちのくの星入り氷柱われに呉れよ |
35 | ゆきあうて運動部員淑気満つ |
36 | 初夢につかみて声のやうなもの |
37 | ユトリロの壁塗り替える寒夕焼 |
38 | 青丹よし寧楽の墨する福寿草 |
39 | 心には紋付袴初句会 |
40 | ひとり言聞く人のゐし松の内 |
41 | 方丈の大庇より春の蝶 |
42 | 東山静に羽子の舞ひ落ちぬ |
43 | 餅まきへ人走り出す初詣 |
44 | 葉牡丹の渦かサラファンの唄か |
45 | 松過ぎの又も光陰矢の如く |
46 | 蛇衣を脱ぐ半熟という脆さ |
47 | 柊の花の香りや真珠婚 |
48 | 凍蝶の舞いおさめしは弥陀の肩 |
49 | 初硯生きてゐて佳し紙白し |
50 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
2024年9月26日 09時48分更新(随時更新中)