現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年7月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
3 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
4 | いなびかり北よりすれば北を見る |
5 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
6 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
7 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
8 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
9 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
10 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
11 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
12 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
13 | にんげんが好きで向日葵よく笑う |
14 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
15 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
16 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
17 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
18 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
19 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
20 | ひまわりも瞼閉じたい時がある |
21 | いろいろな泳ぎ方してプールにひとり |
22 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
23 | 弾丸の一歩先ゆく涼しさよ |
24 | 夏の河赤き鉄鎖のはし浸る |
25 | コスモスを離れし蝶に谿深し |
26 | 冬の水一枝の影も欺かず |
27 | 橋に乗るかなしき道を道をしえ |
28 | 一生の楽しきころのソーダ水 |
29 | 咳をしても一人 |
30 | 紫陽花や水辺の夕餉早きかな |
31 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
32 | 睡蓮のほとり明るしこぬか雨 |
33 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
34 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
35 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
36 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
37 | 瀧落ちて群青世界とどろけり |
38 | とりめのぶうめらんこりい子供屋のコリドン |
39 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
40 | 衣被飯田蝶子を知っている |
41 | ひまわりのうなじのあたりいたいたし |
42 | 茅の輪くぐる胸ぐらという薄明かり |
43 | 重ね着の中に女のはだかあり |
44 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
45 | 分け入つても分け入つても青い山 |
46 | 触れ合はぬ空間を持ち紅蜀葵 |
47 | 浜木綿や兄は流れて弟も |
48 | 安宿とあなどるなかれ桜鯛 |
49 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
50 | 海開き水平線を囲む腕 |
2025年8月29日 01時10分更新(随時更新中)