現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年5月24日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
3 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
4 | かげろふや丘に群がる兵の霊 |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 合鍵を回す音せり雪しまき |
7 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
8 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
9 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
10 | 物質として水掴む五月闇 |
11 | 大和また新たなる国田を鋤けば |
12 | 九十九里浜に白靴提げて立つ |
13 | 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな |
14 | 青林檎汝が口紅のいろにじむ |
15 | 秋落暉水平線のその先は |
16 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
17 | 地下鉄も木霊のひとつ鳥の秋 |
18 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
19 | 悲しさの極みに誰か枯木折る |
20 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
21 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
22 | おおぶろしき弟のさえずりと聞くよ |
23 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
24 | 早乙女の手足忘るるまで疲れ |
25 | 子つばめのすでに異なるこころざし |
26 | いなびかり北よりすれば北を見る |
27 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
28 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
29 | 凡そ天下に去来程の小さき墓に参りけり |
30 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
31 | ルーム・キー提げて近づく花氷 |
32 | 今生の今芒照る鯖街道 |
33 | 摩天楼あえばさみしき花氷 |
34 | 林檎くふて牡丹の前に死なん哉 |
35 | 春北斗光る天使の分け前か |
36 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
37 | 寒山か拾得か蚊に螫されしは |
38 | 鉄線花と鵜とぐんぐんと近づきたる |
39 | 炎天より僧ひとり乗り岐阜羽島 |
40 | 少年の遠まなざしや日脚のぶ |
41 | 星空へ店より林檎あふれをり |
42 | 目薬をさして春野をあふれさす |
43 | 父在らば図らむ一事朴咲けり |
44 | 夢二忌や骨董市の合せ鏡 |
45 | 憲兵の前で滑つて転んぢやつた |
46 | 産み月の臍ぽっこりと端居かな |
47 | 村靜か玻璃戸に映る吊し柿 |
48 | 葬り路の桑の実黒く踏まれけり |
49 | 過去帳のなかのうぐいす日和かな |
50 | たまねぎのたましひいろにむかれたり |
2024年4月27日 01時43分更新(随時更新中)