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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2011年7月13日のデイリーキーワードランキング

1

ちるさくら海あをければ海へちる
2

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
3

ところてん煙のごとく沈みをり
4

赤い椿白い椿と落ちにけり
5

芋の露連山影を正しうす
6

夕立が洗つていつた茄子をもぐ
7

ピストルがプールの硬き面にひびき
8

青蛙おのれもペンキぬりたてか
9

曼珠沙華散るや赤きに耐へかねて
10

藍壺に泥落したる燕かな
11

ひつぱれる糸まつすぐや甲虫
12

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
13

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
14

初蝉や水面を雲のうつりつつ
15

満月やたたかふ猫はのびあがり
16

日本語をはなれし蝶のハヒフヘホ
17

大賢は大愚に似たり生身魂
18

あをあをと空を残して蝶分れ
19

文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ
20

藍浴衣夜風自在に家通る
21

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
22

星空へ店より林檎あふれをり
23

十指みな使いきったる草刈女
24

あるけばかつこういそげばかつこう
25

木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ
26

木の実降る還らぬ父の通り道
27

書簡集の一隅湧水のごとく
28

舌出して浅蜊本音は明かさずに
29

白雲や家の柱をのぼる虫
30

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
31

何にでも蓋する暮し半夏生
32

三月の甘納豆のうふふふふ
33

降る雪や明治は遠くなりにけり
34

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
35

金亀子擲つ闇の深さかな
36

ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜
37

初蝉の晴天に白影法師
38

人体冷えて東北白い花盛り
39

白牡丹といふといへども紅ほのか
40

ふるさとも南の方の朱欒かな
41

灰色の象のかたちを見にゆかん
42

せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ
43

喫泉に口あまやかす雪のなか
44

春風や闘志いだきて丘に立つ
45

山越える山のかたちの夏帽子
46

藍ゆかた一本独鈷の博多帶
47

花芒心の眠るところかな
48

迎え火や一家五人に猫も出て
49

をりとりてはらりとおもきすすきかな
50

滝落ちて山中の春ゆるやかに


2024年9月26日 08時52分更新(随時更新中)
 

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